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春を待つ心ーー「暮らしのヒント集」(『暮しの手帖』2022年早春号より)

立春を過ぎたとは言え、まだまだ冬のような寒さが続く毎日。

今日は、『暮しの手帖』2022年早春号の「暮らしのヒント集」から二つのヒントをご紹介します。

6. 出ばなをくじかれてしまったら、「麦踏み」を思い浮かべます。麦は芽を踏まれることで、大地にしっかりと根を張るのです。

「麦踏み」って懐かしいことばですね。何となく知ってはいるけれど、ハッキリ説明できないので、改めて辞書を引いてみました。

春先に麦の芽を足で踏むこと。霜柱によって浮き上がった土を押さえ、麦の不必要な生長を抑制し根張りをよくするために行う。「春」の季語。(スーパー大辞林)

「麦踏み」の効果についてもネットで調べてみましたが、次の説明に心を打たれました。

麦踏みをしなくとも育ちますが、麦踏みをすることで、より多くの実がとれるようになります。(nippn.co.jp)

誰しも実り多き人生を望んでいるという点では、麦の実りに期待するのと同じですね。

踏まれることで、より強くなっていく麦に倣って、人間である私たちも小さな躓きに落ち込むことなく、より一層実のある人生を作り上げていきたいものですね。

8.「諦めが悪い」と「忍耐強い」は印象が違いますが、似たような意味をもっています。自分の欠点も、他人から見れば立派な長所かもしれませんね。

確かに自分について考えるときは、辛口になりがちですね。何もかも短所のような気がしてきて・・・。

「作業が遅い」と「丁寧に取り組む」も裏表のペアになりそうです😊

自分の長所は気づきにくいものですし、ましてや、人に語るなんて恥ずかしいと思ってしまいます。

でも、自分にとって一番の理解者が他ならぬ自分である方が、幸せですよね。

せめて心の中で「自分褒め」をして、心を温めて、春を待ちたいと思います。

あなたの長所はどんなところでしょうか? あなたは自分の性格のどんなところが好きですか?

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