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【ばあばのさりげない日々】「卵に目鼻」とはいうけれど…これはなに!?

毎日じつによく歩く。
秋晴れの午後、この日も通りなれた道を足早に歩いていた。
力強く根を張ってのびる一本の木が見えたが意識せず、一度は通り過ぎる。
が、立ち止まって振り返り、数歩あと戻った。
??「これはなに!?」
こんな表情をした「土偶(どぐう)」の写真を見た記憶がある。
そして、しばらくこの木のそばから離れられなくなっていた。

#この街がすき

🚶‍♀️「卵に目鼻」とはいうけれど

色白の美人をたとえて「卵に目鼻」ということわざがある。
今、目の前にしているのは、どう見ても「木に目鼻口」なのだ。
自然の産物にしては、あまりにも出来過ぎている。
かといって目の周囲や口に見える線は、どうしても自然にみえた。

しばらくの間観察したがよくわからない。
もし、おもしろ半分で木を傷つけたのなら許せないが、愛嬌のある表情につい笑いが出てしまった。

だれかのいたずらにしても、新しい傷口には見えない。
今までどうして気づかなかったのかと、首をかしげつつまた歩き出した。

🚶‍♀️自然のクリスマスツリー

少し先に進むと「カラスウリ」をみつけた。
晩秋ともなると真っ赤に色づくこの果実が、歩く者の目をひきつける。
まるでクリスマスツリーのオーナメントのように樹木を彩っているようだ。

それにしても「立冬」を目前にして、夏の装いにちかい服装で歩いている。
歩きながら時おり汗をふく始末。
自然はたしかに季節を教えてくれているが、不自然なまでの気候の変化に人間はどう合わせていけばいいのだろう。

🚶‍♀️実りの秋

カラスウリの横には、ミカンがたわわに実っていて、色の対比が美しい。
実りの秋を実感できる、この通りは特に好きなコースだ。
趣味の園芸といった感じの果樹園だが、こんなにたくさんの果実を全部食べるのだろうか?などとつまらない心配をしながらまた歩き出す。

🚶‍♀️何気ない風景

大木の根元にさくピンクの花が愛らしい。
春のけしきのような色合いが、気温にマッチしているように思える。

どんなに気候の変動があろうと、人のようにオロオロせずに、堂々としている自然の姿がいさぎよい。
突然冬がやってきたら、人である私はやはりオロオロしそうな気がする。

色々な思いのなか、感動をあたえ続けてくれるこの街がすきだ。

♬最後までお読みいただきありがとうございました。(^^♪


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