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サイバー大学講義 クランクアップ。

昨年10月から、サイバー大学 IT総合学部で「RPA入門」の講師をしています。
サイバー大学は、2007年4月に開学した、すべての授業をオンラインで提供する日本初の四年制大学で、ITやビジネスなどの実学を重視した教育を実践されています。
RPAについては、以前から講師を探していたそうなのですが、どうしてもツールの説明や開発手法の説明を中心とした講義内容のご提案が多かったらしく・・・。大学の講義としては、ASIMOVの提案した「業務フローの見える化」「RPA化業務の洗い出し」「運用の見直し」といった、業務効率化のための上流工程も含めた一連のプロセスを扱うというものが適切ではないかというご評価いただき、講師を務めることになったのでした。まぁ、上流工程はASIMOVが得意とするところですので。

私自身、大学の講師は初めてですが、ビジネス・ブレークスルー大学大学院という、同じくオンライン大学院の卒業生で、かつ、今でもTA(チーチングアシスタント)をさせていただいていますので、その経験を活かすことができるのではないかと、チャレンジすることにしたのです。


講義内容は、理論編7回、開発編5回、活用編3回の全15回。私が理論編と活用編を、弊社エンジニアが開発編を担当させていただきました。

理論編では、
・RPA導入の目的や効果
・RPAツールの説明
・企業規模別の組織体制の作り方
・導入支援会社の役割や選び方
・様々なRPA化業務の洗い出し手法
・運用の見直し、標準化の重要性
・実践:業務ヒアリング
・スケール化のための様々な手法
・RPAプロジェクト推進の課題とその対応策
・RPAからハイパーRPAへ
などなど、弊社がこれまで多くのお客様へのご支援を通して蓄積した、RPA導入に必要なノウハウをまとめて解説するといった内容です。
特に、業務ヒアリングやその結果のまとめ方は、ASIMOVのコアな技術ですので、しっかりと時間をかけて解説させていただきました。
学生さんから、「実践してます!」という投稿やそれに関する質問などもいただき、「活きた知識」を提供しているという実感は、とても嬉しい!!

開発編では、大学の講義ということで、ハンズオン的な指導ができないという制約があり苦戦しましたが、単純なツールの使い方の説明ではなく、ロボットを開発するプロセスをご覧いただきながら、現場で起きる様々な課題についての対応策を解説しています。
特に、みなさんがそろっておっしゃる「メンテナンス対策」については、そもそもメンテナンスしやすいロボットの開発をする!という視点で解説させていただいています。


収録中!

そして、最後の活用編
ここは、実務家である私が一番こだわった講義です。ASIMOVの理論は、理想ではなく実践なんだ!ということを実感して欲しかった。
なんと、弊社のお客様2社にご協力いただき、インタビュー動画を撮らせていただきました。『ロボット導入前の準備として「標準化」に4ヶ月もの時間をかけてやり通したこと』『スケール化するために実施してる様々な工夫』『単純な工数削減だけではなく、具体的なDX事例としてRPA』そして、実際のロボット動いている様子なども公開していただきました。
インタビュー動画に理論編の復習スライドを重ね合わせて解説することで、現場で理論をいかに活用しているか!をご体感いただきました。
学生さんからも「成功している会社と自社との決定的な違いがわかった」「行き詰まっている開発の参考になった」などのお声をいただき、あらためてASIMOVのサービスは活きていると感じました!!

資料作成、撮影、小テスト・期末テストの作成、検収作業・・・、本当に、いやものすごく、きつかったです・・・・
ようやく、1月5日に最終の収録を終え、20日に最終講義の配信が開始されました。一応、ここで私のタスクは終了。

技術面の記述をチェックしてくれたASIMOVエンジニアチーム、スライドの作成を手伝ってくれたASIMOV業務コンサルタントチーム、そして開発編を担当してくれたエンジニアの亘さん、そしてそして、インタビュー動画撮影に快く応じてくださったクライアントの皆様へ・・・・
Special Tanks to Team ASIMOV!!