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一杯の抽斗(ひきだし)

『抽斗につまった思いを開け見れば 過去へ未来へタイムスリップ』

友人の営むカフェで、小さな貸しギャラリーを始めた。
その名は【抽斗ギャラリー】

横並びのテーブルが、5つほどあって、10人入れば満席になるかわいいカフェ。
私はここで、常連さんたちとお話をし、涙するほど笑い、たくさんの愚痴をこぼし、美味しいものを食べ、助けてもらって来ている。

常連さんたちには、すてきな写真や絵手紙を持っている方々がいて、
「こんなに素敵なのに、一人で見ていてはもったいないよね。」とカフェに持って来ては話の種になっていた。

それを聞いていたカフェを営む友人が、
「ここの抽斗を貸せばいいんじゃない?」
と発想💡
その発想に、私は、
「すてき❗️抽斗ギャラリーだよ。」
と咄嗟に出た言葉から始まった、
【抽斗ギャラリー】
(抽斗の数え方って、【杯】なんですって)

常連さんたちがそれぞれ抽斗に、それぞれの想いを詰めていく。

父も一杯、借りた。
若い頃(50年前)、カメラマンを目指して撮っていた写真。白黒だけど味がある。

左下の男性は、若い頃の父

私は、1.5杯借りた。
一つは、毎年携わっている小学生の絵画を中心とした児童作品展の抽斗。
過去の優秀賞をまとめた。
子供たちの素晴らしい、元気溢れる絵を、みんなに見ていただきたい!

地元から全国展へ、そして世界へ羽ばたけ!
https://www.instagram.com/p/CaHNL1kr0Qy/?utm_medium=copy_link


残りの0.5杯は、知人と半分こ。
気象予報士の資格ある知人が書く、
 「季節とお天気のお話」
私は大好きな本の紹介を書く、
 「私の本棚から一冊」
一人で一杯を埋めるほどの力がないので、カフェで知り合った常連さんと はんぶんこ した。

私の記事は手描きです
https://instagram.com/f.keiko5?utm_medium=copy_link


こうして、人と繋がる。
助け合い、笑い合い、人は生きていくんだなぁ。

【抽斗ギャラリー】で、生活に色が入ってきた。

介護に家事に仕事にと忙しいけれど、noteを書いたり、記事を書いたり、発表の場がある事は楽しい。
流行り病で気持ちが沈みがちだったけど、友人の発想でみんな生き生きしている。

[一杯のかけそば]ではなく、【一杯の抽斗】。
そこに想いが詰め込まれている。