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『桃色の皮に秘めたるその想い 尊く強いジャパンブルー』

寒暖差のある日が続くと、藍の花が咲き終わり、可愛い桃色の実がなる。

成熟すると、黒くて光る小さな種が出来る。

この飛んでしまいそうな小さな種から、芽が出て、葉が大きくなり、あの美しい藍色が染まる。

日本の芸は、計り知れない努力の元に、シンプルな美しさがある。

藍に魅せられたのは40歳を過ぎてからだ。

それまではあまり興味がなかったのに、知れば知るほど深く美しい藍に惚れてしまった。

私の浅い人生経験では、藍の魅力を理解できなかったのだろう。

さあ、今年も種取り!

来年の藍に胸を躍らせ、一粒に愛を込めて。 


今日も皆さんが心穏やかに過ごせますように。