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キャリアコンサルタント養成講座体験記

講師、TA、スタッフの皆さん&同期のメンバー。

先日無事に、キャリアコンサルタント養成講座を修了しました。
卒業条件である筆記試験もなんとか一発合格し、現在は3月の試験に向けて少しずつ勉強を進めています。

試験勉強の様子はこれから徐々にお伝えするとして、
キャリアコンサルタント養成講座の受講を悩んでいるけど、実際どうなの?
という方に向けて、私の個人的な感想も含めてお届けしたいと思います。


講座の選定理由と参加者の属性

私が受講したのは「株式会社キャリアドライブ」の養成講座です。

詳細は公式サイトをご覧ください。

キャリアドライブを選んだ理由

選んだ理由は受講のしやすさ
全13回中、11回はオンライン講座、2回が対面講座。
対面講座も車でおよそ15分のところに会場があったのが決め手でした。
※育児中の母親にとって、子どもの帰宅時間は死活問題

自分が住んでいるまちで講座あるなんてラッキー!とすぐに申し込んだため他講座と比較はしていませんが、受講料も比較的安めのようです。
専門実践教育訓練給付金が利用できる上、さらなる割引制度も。

  1. 説明会参加割引(1万円オフ)

  2. 給付金対象割引(5,000円オフ)

  3. 子育て応援割引(1万円オフ)

これに即決割引が適用され、最終的に支払った金額が265,000円でした。
あの講座のクオリティでこの金額は、相当安いと思います。

富士の対面講座会場までは、東海道新幹線の静岡駅または三島駅から在来線に乗り換えて30分程度で行けるので、他社の受講料が高いな〜と思う方は、交通費を考慮して比較してみても良いと思います。

参加者の属性

対面講座の会場は、私の住む静岡県富士市と神奈川県藤沢市でしたが、蓋を開けてみると、東京、新潟、京都など、対面会場からかなり遠いところから参加する受講生もいました。

平均年齢も20代〜50代と様々でしたが、全体を見渡すと比較的若い方が多く、小売業のスーパーバイザー、福祉施設勤務、会社員、看護師、休職中の主婦、フリーランス・・・などなど現在のお仕事は様々で、これもまた刺激になりました。

実際にどんなことを学ぶの?

ざっくり言うと「ひとりの人間が自己理解を深めながら自分らしく働くことをサポートするのに必要な知識」を技法や法律など多岐の分野にわたって学んでいきます。

  • 社会的経済の動向

  • キャリアコンサルティングの役割の理解

  • カウンセリング技法

  • 自己理解支援

  • 職業能力開発

  • 社会保障や労働法規など法律関連の知識etc

自分らしく働くとはどういうことか?私たちが決めつけるのではなく、本人がそれに気づき、自ら歩んでいけるよう寄り添う姿勢も、ロープレを通して身につけていきます。

講座の良かったところ

しっかりと考えられたカリキュラム

講座は基本的に「座学+ロープレ」のセットで進みます。
他社の養成講座を受けている方からは、座学とロープレをそれぞれの回で単体で行うと聞きましたが、私としてはこのやり方がとても良かったです。

理由は以下の2点です。

  • 集中力が切れにくく飽きなかった

  • 毎回の講座を経るたびに少しずつレベルアップが実感できた

受講を終えて試験勉強を始めてから気づきましたが、ロープレは簡単な課題から本格的な試験対策の内容へと、徐々に難易度を上げて設計してあったおかげで、傾聴が苦手な私でもなんとかスキルを身につけることができました。

傾聴力がついた

普段コンサルタントの仕事をしているので、普段は話すことが多く、傾聴について苦手意識がありました。
が、講師やTAからフィードバックを何度もいただいたおかげで、傾聴スキルを身につけることができました。
傾聴は普段の仕事にもとても役立っていて、これだけでお金を払って講座を受けて良かったなと思いました。

スタッフ・講師陣の手厚いサポート

とにかくキャリアドライブはスタッフさんが優しい!
ほんわかした優しい方が多く、スタート時間を勘違いした私にもちゃんと電話をしてお知らせをしてくれました。

また、TA(ティーチング・アシスタント)の先生方のフォローも手厚く、的確なフィードバックをいただけました。
先生のタイプによって視点が違うのもすごく面白かったです。

修了後の対策講座も充実

修了したらそれで終わりではなく、学科試験対策やロープレの練習なども、受講料の料金内でしっかりとやってくれます。
先日学科試験対策講座を受けましたが(これもオンラインで受けやすい)、バッチリ傾向と対策を教えてくれました。

講座の大変だったところ

体力面のキツさ

全13回中、11回はオンライン講座。
朝9時から1時間程度の昼食休憩と小休憩をはさみながら、16時半までパソコンの前に座って受講します。

座学とロープレで飽きのこない構成になっていたとは言え、やはり合計8時間程度椅子に座り続けるのは、50手前の私にとっては、体力的にキツかったです。(昼休みに寝室に行って休息が取れたのは良かった!)
またオンラインは受講しやすい反面、どうしても集中力が欠けてしまう場面もあったので、受講時は周りの環境を整えたりコワーキングスペースを使うなどの工夫をするといいと思います。

事前課題の多さ

各回の講座修了後に課題が出されるのですが、その量が半端なく多かったです。

  • 動画を見て課題を解く

  • 300ページ近い本を読んで1,000字程度の感想を書く

  • 逐語録をつくる(自分のロープレの録音を聴いて一言一句漏らさず文字起こしする)

など、これ1週間でやるの?というボリュームの課題もいくつかありました。もちろん提出しないと修了証がもらえないので、仕事をしながら課題のための時間を確保するのが大変でした。

講座を終えてみて

2023年9月にスタートし、毎回9時間半の講座を全13回。
一般の人と比較すれば、オンライン講座は相当受け慣れている方だと思う私でも、振り返ってみればめちゃくちゃ大変な3ヶ月間でした。
(たった3ヶ月か・・・と高を括ってた過去の自分を叱りたい)

家事、育児、仕事に加えて週1回の勉強を両立させるのはなかなか大変でした。とは言え、キャリコンの国家試験受講資格が厚生労働省により150時間以上と定められていますし、倍の半年かけて学ぶと確実に中だるみをしてしまうでしょうから、このペースが良かったんだろうなあと思います。

対面講座の様子。

なんと言っても、講座で出会えた同期との出会いは宝物です。
合格に向かってみんなで頑張っていきたいと思います!

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