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これからのためにまずはプロフィールのアップデートをしよう


「自分に合う仕事が見つからない」「仕事で出会いたい人に出会えない」
もし今そう感じているとしたら、それは自分の在りようや引き寄せたい未来がありながらも、他の誰かにも見えるカタチとして、この世に出ていないのではないでしょうか。心当たりのある方、さっそくプロフィールの見直しに取り掛かりましょう。

なぜって?
プロフィールは、出会う人との接点をコントロールする上で、とても重要だからです。それなのに、プロフィールがまるで自分の「歴史」のように過去に重きを置いて表現されているものが多くあります。

もし現状の仕事内容や仕事上の出会いに疑問を持ちながら、プロフィールには過去がどうだったという内容に終始しているとしたら、残念ながらこれまでと同じような仕事がまた巡ってくるのは必然です。

私の記事を初めてご覧になる方は、前回の記事も合わせてご覧ください。


過去ではなく未来を引き寄せるために

本マガジンの最初の投稿以来お話ししていますが、大事なので今回も言いますね。プロフィールは欲しい未来を引き寄せるツールです。そのために、ありたい自分をプロフィールに表現し、出会う人との接点をコントロールしていくのです。

私が「未来型プロフィール」を提唱し始めたのは、過去の経験や想いを経て、「今」この瞬間以降にやりたいことをプロフィールに表現するお手伝いをしたいと思ったからです。

私たちが選ばれるとき、言い換えると相手から選択されるときを、自分が買い物をするときをイメージして考えてみてください。商品の材料が良ければ買いますか?売れているという実績で選びますか?パッケージが好きで買う人もいれば、そのサービスの世界観が好きで選ぶ人もいるのではないでしょうか。

未来型プロフィールが目指すものは、プロフィールの読み手、すなわち自分が出会いたい相手が話を聞いてみたくなる、会ってみたくなる、仕事を依頼したくなるプロフィールです。


「未来型プロフィール」で表現するもの

では、具体的に何を表現するのか。
それは、あなた自身とあなたが望むものを、です。

遠慮は不要です。ここまで生きてきた中で培った、自分のことをひけらかしてはいけないという、どこからかの呪いも自ら解いてください。気恥ずかしさや謙虚さに負けていては、出会いたい人に出会えない、出逢っても相手の興味を引けません。

次に、未来型プロフィールへの具体的なアップデート例をご紹介します。


ある営業の未来型プロフィールアップデート例

営業が得意な私の知人を例にお伝えします。

1)典型的な履歴書の場合

[これまでの仕事]
いろんな商品、サービスを提案する仕事

[記載内容]
・過去に在職した有名企業の社名
・売ってきた商品やサービス
・インパクトのある売上金額や業界シェア

その結果

相手に与える印象、記憶に残ることは「いろんなものを売ることができる凄い人」

[解説]
その人は、過去に営業してきた実績をこれからの新しい仕事で再現したいわけではないにもかかわらず、社名や金額に押されて、その人のユニークさは見えていない。


2)未来型プロフィールの場合

[これまでの仕事]
いろんな商品、サービスを提案する仕事

[未来型的ユニークポイント]
仕事に対するスタンスや行動にあり!

[記載内容~情熱ポイント~]
・新しいことが大好き
・市場にないものに心を動かされ、出会ったその商品やサービスを探求
・納得すると、それを社会に広げていくことに夢中

[記載内容~モチベーションポイント~]
有形か無形商材かに関わらず、市場にない、誰もが知らないようなものやサービスに係ることに喜びを覚えるから、営業という仕事が大好き

[記載内容~未来型的アピールポイント~]
時代の背景、業界の状況を踏まえて、提案内容や提案先を考え、切り開いていく行動力

[記載内容~未来型的チャームポイント~]
新しいものが好きなのに趣味はクラシックカー。そんなギャップもまたユニークで、その面白味を聞いてみたくなる。

[解説]
結果的に積み上げた実績の背景にある、仕事に対する価値観や視野、視座。企画力に加えた圧倒的な行動力。今後も挑戦すること、成長を目指していく営業の仕事をし続けられるようプロフィールをアップデート!


自分は特徴なんてないと思う人へ

先ほどの営業のような例を挙げると、多くこう言われます。「そんな、自分には特徴なんてない。普通だから」と。職種や過去の経歴の中に自分を押し込めて、無意識に「普通」になろうとしていませんか?

未来型プロフィールを作ってきた私が、本当に断言します。誰一人として、「普通」の人はいません。

経てきた過去の実績だけで、しかも窮屈な書類の枠の中に自分の過去を並べるのでは表現不足です。もういい加減、経てきた過去の実績で自分を表現するのはやめませんか。自分の未来をつくるきっけでもあるプロフィールで自分を表現して出会いを創造していきませんか。

未来型プロフィールのワークショップに参加する方々のお話を聞くと、それぞれが未来への期待をもって生きています。一人一人顔が違う、経歴が違う、進学した学校も関わった人も違い、それぞれが全く違った感性や考え方をもっています。

だから私は、誰とも違ったあなたを表現してほしいと思っているのです。


セルフで作る未来型プロフィールのポイント

ご自身で未来型プロフィールに近づけたいという方に、いくつかのポイントをシェアします。

例えば、営業、webデザイナー、人事や経理、エンジニア…
それぞれに機能が違い、探求しがいのある職業ばかりです。ここに職種の違いは関係ありません。ご自分の仕事で考えてみてください。

さて、これらの職種に就いている人は大勢います。案件や依頼ごとがあったとき、その依頼主があなたを選ぶにはどうしたらいいでしょうか。
他の誰かではなくて、あなたを選ぶには?

端的に言えば、私の違いを明白にすることです。

自分自身の仕事に対する考え方
アウトプット
プロセス
仕事ぶり
経験から学んだこと
実績
など

きっと「あなたならでは」があるはずです。

これだけの実績があるから依頼されているのだ、と思っているかもしれませんが、実はヒヤリング力がその案件をつくる基軸になっているかもしれませんし、そのリーダーシップがリピート依頼の背景かもしれません。

目に見える実績にたどり着くまでの目に見えない部分、そこにもあなたならではがあると思います。

未来型プロフィールが目指す、読み手が話を聞いてみたくなる、会ってみたくなる、仕事を依頼したくなるプロフィールは、こんな切り口でアップデートしてみてほしいと考えています。


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