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コミュニティーに所属すること

好きなコミュニティーを探す

子どもたちが、家庭という最小限の「コミュニティー(社会)」から、次の段階としてひとつ枠を広げて所属するのが幼稚園、こども園、保育園でしょう。

保育園の場合には、保護者の仕事の都合に一番合うスペックの園を探して、入園許可を待ちます。
幼稚園は、保護者の価値観に合わせて園を探すことが多いのではないでしょうか? 授業料、教育方針、時間帯、通いやすいかどうか、評判も大きな要素になりますね。

うちのこども園は、口コミかオンラインサーチのあと、見学した時の印象で、「ここだ〜」と感じて申し込んでくる保護者がほとんどです。
中には、「シュタイナーって何?」「ワルドルフって何?」とよくわからないけれど、近所の人に薦められたから来てみて、即申し込み!となることも多いです。決め手のポイントは「私がこういう幼稚園に通いたかった。だからぜひ、子供に通わせてあげたい」となるようです。

家族で参加するコミュニティー

今日は土曜日。来週月曜日から始まるこども園に家族で集まってみんなで子供を遊ばせながら、親は働くPlork(Play and Work) Dayでした。忙しすぎて写真を撮るのを忘れましたが、参加できた12家族45人が参加しました。

テーブルの塗装、屋外シンクの修理など大きくて、子供が触ると厄介な仕事はあらかじめ私がしておきましたが、今日はお父さんたちが大活躍でした。椅子のグラグラを直してくれたり、必要な時には、砂場に砂を補充したり、滑り台やブランコの下にクッションになるウッドチップを補充したり。

今年は、必要なかったけれど、この作業は大変

今日は、塀の腐っている部分を、二人のお父さんが意気投合して、早速材木を買いに行って直してくれたりという場面もありました。サンフランシスコ地域から引っ越してきてまだ、お友達ができていない家族も多い中、お父さんたちは特にお友達作りが大変ですから、このように一緒に作業して仲良くなってくれてママたちも喜んでいました。

庭のおままごと用キッチンを水で洗ったら水溜りができ、、、即子供たち数人が飛び込み泥だらけ。
「この泥を掬って別の場所に移動させて乾かそう」と卒業生の園児が言い出して、あと6人ぐらいも泥だらけ。
テーブルでは、クレヨン画をする時の下敷き作りをしてくれている数人のお母さん。お漏らししちゃった子の着替えがなくて、おむつや着替えを貸してくれるお母さん。
花壇の枯れた花を取り除いて、きれいにしてくれたお母さんと女の子グループ。
スイカをきって、お水を出して休憩してもらいながらも、園はどんどん整っていきました。

「みんなと一緒に働く機会を与えてくれてありがとう」口々に感謝されました。「作業しながらたくさんの保護者と知り合えて、とっても安心できました」「ここだったら安心して、子供を通わせられると、心から思えた」などと、喜んでもらいました。

私は、リーダーでぐいぐい引っ張っていくタイプではありません。どちらかと言えばほんわか癒し系。というか、天然。
「ミス、けーこ。やってほしい作業リストどこですか?」と言われて、「あっ、そういうの作っておくんだっけ?」という調子でした。

でも、風の時代。これからの私たちの関係というのは、こうやってほんわかと自分でできることをみんなで補いながら作っていくものなのかもしれません。