景呼(けいこ)

曹洞宗にて得度し、禅の道を歩んでいます。【人生のモヤを晴らし、共に歩む】がモットー。脳…

景呼(けいこ)

曹洞宗にて得度し、禅の道を歩んでいます。【人生のモヤを晴らし、共に歩む】がモットー。脳科学が好きな整理収納アドバイザーでミニマリスト。

最近の記事

何かを目指していて苦しく感じるときは動機を疑ってみる

私たちはあまりにも何かを目指すことを自然に行っているように感じます。 幼いころから目標を掲げてそれを達成していくことを自然と教えられてきたし、大人になってからもどこか進化成長しないとダメ!みたいな風潮があったり、行動しよう!的なメソッドもたくさんあるものだと思うからです。 私たちはそれを疑うことなく「そういうものだ」と信じてきた部分があったのではないかと思うんです。 ていうか私はそうだったのですが。 目指すのが「悪い」という話をしているのではないです。 また、【ナチュラル

    • 弱い心を見せられない甲冑系女子。私たちは戦いを終わらせることができるか。

      まぁ我々世代ですとすでに女子っていう年齢ではないので正確には甲冑系婦人なんですけどもね。 それではなんか締まりがないのでとりあえずここでは語呂の関係上女子とします(笑) 今日お話しを伺っていた方が 自分の弱いところを人に、特に夫に見せることが出来ない というトピックをお話しになったのですね。 まぁね、わかるなぁ~と思いました。 私はかつて自分のことを甲冑系女子と名付けていました。 自分ではそんなつもりはないのだけど、弱い自分を守るためにいつも世界と戦っていましたね~。

      • 脳の進化の弊害!?思考が大変なリアリティーを持ってしまう理由

        ヒトが他の動物と大きく違うところは進化の過程で脳が肥大化してハイスペックになったところです。 ヒトという動物は食物連鎖の中では非常に脆弱な立ち位置にあるため知恵を付けなければ簡単に捕食されて死んでしまうことから様々に脳が発達していきました。 脳の肥大とスペックの向上は生存欲求が大きくかかわっているということです。 超簡単に書くとネガティブなことにしっかり反応しないと太古のヒトは生き抜けなかったということです。 でも現在は他の野生動物と近い位置や洞窟で暮らしているわけではな

        • 人の悩み苦しみの原因

          悩んでる時ってつまり深刻ということが言えると思います。 そして人が深刻になるときって苦しみが伴うのだと思います。 人の苦しみの原因と言うのはハッキリしていると個人的には思います。 人が悩み苦しんでいる時というのは必ず今の事実に即して生きていないときだと言えます。 そこでこんな図を作ってみたのですが。 我々の生活は誰一人例外なく、今自分の目の前で見えていること、聞こえていること、つまり物理的な事実の上に生きています。 ここ以外で生きられる人は誰一人としていません。 で、こ

        何かを目指していて苦しく感じるときは動機を疑ってみる

          「なりたい自分」を目指すことの罠。幸せへの道はいつもパラドックスに満ちている

          私自身「幸せになりたい!」と思ったとき、まず取り組んでみたのが 「なりたい自分になる!」ってやつでした。 「ありのままの私!」みたいなのも。 それが今の等身大の自分をいつも否定する事になってしまうとも知らずに。 発想の根底がいつも「今の自分じゃダメだからもっといい自分を目指す」ってことに全く気付いていなかったんです。 「理想を持たずに生きる」なんていうとたいていの人は眉をひそめるのかもしれないけど、私は真の幸せって今じゃないどこかにあるのではないと思っているクチです。

          「なりたい自分」を目指すことの罠。幸せへの道はいつもパラドックスに満ちている

          抽象度と具体性。聞いてすぐ理解できる話は「わかった!」という獲得の快感が走って惑わされやすいけど…

          私が悩んでいた時って、こうだったなという話なんですが。 目下気になる悩みがあるときってその事柄に対する具体性ばかりが高くて、認識の範囲がとても狭かったです。 つまり視野が狭いってことなんだけど、視野が狭いばかりか視座も低いんですよね。 ていうか、視座なんて観点からものごとを考えたこともなかったです。 そこでこんな図を作ってみたのですが。 やっぱ悩んでる時って聞いて今すぐその不快感を解消してくれるものを欲するんですよね。 とにかくこの気持ちをどうにかしたい!ということばか

          抽象度と具体性。聞いてすぐ理解できる話は「わかった!」という獲得の快感が走って惑わされやすいけど…

          メンタルヘルスの向上に運動は有効だけど、悩んでる時ほど運動はできなかったという話

          今日で運動を始めて2年が経ちました。 私が運動を始めようと思ったきっかけは不定愁訴とPMSの改善が動機でした。 不定愁訴というのはざっくり言うと病気じゃないのに色んな不調がでるみたいなやつです。 私は毎年の健康診断がAなんですが、2年前は「そんなわけあるかぁ!」と大声で突っ込みたくなるほど不調だったんです。 とにかく意味もなくしんどかったし胃腸の様子も不安定になりがちで。 睡眠の質が悪くなって頻繁に目が醒めるし。 若い時からだけどとにかく生理がしんどかったしPMSが本当に

          メンタルヘルスの向上に運動は有効だけど、悩んでる時ほど運動はできなかったという話

          【結婚生活】キッパリ幸せだと言いきれるようになるまで時間がかかった話

          私は普通に恋愛して結婚したのだけど、結婚してからパートナーシップに大変躓きました。 好きな人と結婚したはずなのにこれいかに?と思ったものでした。 それまでうまくいってたのに、結婚したとたんうまくいかなくなったのです。 今振り返るには、交際中にはなかった「コントロール」が結婚したら入ったからだったなあと思います。 コントロールって支配したいってことでもあるし、言うことを聞かせたくて、つまりは相手が思い通りにならないと腹が立ってくるってことです。 もちろんそれは無自覚だから、私

          【結婚生活】キッパリ幸せだと言いきれるようになるまで時間がかかった話

          本当のことが知りたい。という想い

          数日前にこんな記事を書きました。 こういうことにはこれまでにも何度も気づいてきて「またかぁ~」という想いがそのたびに出てきます。 でも、不思議と気づくと肩の力が緩むんです。 今回のことはその緩んだタイミングがよかったのかもしれないのだけど。 私はずっと何年も「本当のことが知りたい」という想いを持っていました。 生きづらさを解消するためにこれまでたくさん勉強したし実践してきたつもりで、苦しくないってところまでは来ることができたけど。 でもなんか、それはどこまで行っても知識

          本当のことが知りたい。という想い

          子どもには生きづらさを引き継がせたくない、という想い

          私のように生きづらさを抱えて大人になった人というのは、たいていの場合原因が決まっていて、それは生育環境です。 それってこの記事のような要因があるわけですが。 違う表現で書くと自尊心が低いとか自己肯定感が低いとかそういうことが言えます。 私は自分がなんか生きるの下手だな~と思ったとき、自分の苦しさをどうにかしたいという気持ちももちろんあったけど、それとおなじくらい子どもたちにそれを引き継がせたくないなって強く思いました。 それにはどうしたら良いか?というのはもちろん自身

          子どもには生きづらさを引き継がせたくない、という想い

          今よりいい自分、今よりいいところがあると思って何かを目指すということ

          普通、一般的には自己成長や進歩というのは「いいこと」だとされていると思う。 成長しない人間はダメ!みたいなとこってないだろうか。 もちろん自分を高めることが「悪いこと」だとは思わないし、それって楽しいことでもあるけど、好きでそうしてるかどうかの問題は大きいと思う。 成長することがいいことだと疑うこともなく無意識にいつも頑張ってるってことは現代人にはありがちなんじゃないかと思ってて。 頑張ってることにさえ気が付かずに走り続けてるというか。 というか、私がそうだったのだけど。

          今よりいい自分、今よりいいところがあると思って何かを目指すということ

          【苦しみの原因】思い通りにならないことを思い通りにしたいということ

          今日は、とってもとってもとぉーーっても楽しみにしていた予定がありましたが子供が発熱してキャンセルとなりました。 帰宅がちょっと遅めになるかもしれない予定だったので昨日から今日の分の夕飯も作り置きして昨晩のうちに済ませられる家事や雑事を前倒しで行い、行き先が遠方なので夫にも手伝ってもらって道を調べてナビにも入れてみて時間の確認もして、遠足の前の日のように荷物も準備して玄関に出しておいた。 はりきって早起きしてヘアメイクしたところで娘が発熱してることが発覚…。 4回ぐらい測り

          【苦しみの原因】思い通りにならないことを思い通りにしたいということ

          【お掃除が苦手なんです!】掃除と片付けは別のことではあるけれど

          片付けの話をしている時に片付けのことを何度も「掃除」と表現する方がいらっしゃいます。 この二つを混同してることって多いんだなと感じます。 会話のふしぶしに「掃除しなきゃいけないのに…」的なセリフがあったりします。 片づけと掃除は別物なんですが、一緒にやることも多いから紐づきやすいのでしょうね。 モノが多い=掃除がしづらい。 だから、まずは片付けてから掃除しているパターンが多く、それって面倒だから一緒くたになってどっちも苦手ってなってるんじゃないでしょうか。 掃除しようと思う

          【お掃除が苦手なんです!】掃除と片付けは別のことではあるけれど

          【淡々とやる】勢いで片付けようとすると難しい

          片付けようとしたときってどういうときかっていうとたいてい自分の気分が向いて気合が入ってる時だと思うんですよね。 で、いったん取り掛かるとエンジンかかってあれもこれもとどんどん加速していったりして。 でも途中で疲れて休憩なんかはさんでお茶飲んでお菓子でもつまもうものなら、どーっと疲れがきちゃって。 広げたものを見て「うおー…これ今からまたやんのかあ…」とか思って萎えて。 そうこうしているうちに家族が帰宅したり夜が更けたりなんやかんやで結局中途半端に。 下手したらやる前より悪

          【淡々とやる】勢いで片付けようとすると難しい

          【それを持って棺桶に入りたいか】人間死ぬときゃカラダ一つよ

          片付けをしようと思ったら基本的にはモノを減らすことから考えるとおもうんですよね。 たしかに無駄なモノ、不要なモノを処分することからすべては始まるのですが。 モノを捨てる場面で迷うってことがあると思います。 私もたまにあります、思い出の品や頂き物なんかは特にね。 そういう時はこれを棺桶に持っていくか!?と一回考えてみるのをオススメしてて。 極端に聞こえるかもしれないけど、そのくらい思ってもいいかなって(笑) 人間死ぬときはなあ~んも持っていけやしない。 カラダひとつで生ま

          【それを持って棺桶に入りたいか】人間死ぬときゃカラダ一つよ

          【関係ない】片付けできるかどうかと性格は別のこと

          「片付けできてる=ちゃんとした人」みたいなイメージないですかね? 結論から言うと家が片付いてるのと性格は関係ないです。 私はミニマリストでシンプルライフ実践者ですが、めっちゃテキトーで大雑把な人物ですもの(笑) ひとくちに片付けとか断捨離というてもタイプがあるんですね。 私は片付け魔ですけど収納術には長けてないし興味がない。 モノが少ないからそんな大げさに整えんでも収まりがつくんですね。 収納術好きな人はめっちゃ取り出しやすく工夫したり見栄えをよくしたり、上手な人いっぱい

          【関係ない】片付けできるかどうかと性格は別のこと