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サッカーを観たことがなかった自分が、一人前のスポンサー担当者になりたくて取り組んだこと。

マネーフォワードは横浜F・マリノス、アビスパ福岡、北海道コンサドーレ札幌とパートナー契約を結んでいます。それぞれのクラブに担当者がいて、日々アクションしています。今回は、サッカーを一度も観たことがなかった自分が、“一人前のF・マリノス担当者”を目指して一年間取り組んだことを書いてみます。

サッカーとの出会いは会社のパートナー締結

これまでの人生で、私はサッカーを観戦したことがありませんでした。大まかなルールは知っているし、たまたま家族がテレビで日本代表戦を見ていたらまぁ一緒に見る。自分とサッカーの接点はそのぐらいで、会社がマリノスのスポンサーになると聞いたときも「会社のドラマティックな瞬間を見届けたいし、久しぶりにみんなに会える!」そんなライトな気持ちで観戦に参加しています。

ところが、パートナー締結発表および翌日の冠試合での、サポーターのみなさんからの熱い歓迎に感動してしまい….

心を動かされ、パートナーシップは会社にとってすごく大事なものになるのではないかと感じ、明確なマリノス担当者がいなかったこともあって「やりたいです!」と手を挙げました。これがサッカーとの出会いです。

自ら担当者に立候補したものの、実は、当初は不安でいっぱいでした。担当者として何をやればいいのか?本当にサッカーに興味が持てるのか?通常業務と兼務しながらシーズン終了までコミットできるのか....?
この不安は、きっとチームや選手を好きになることで解決するんじゃないかと思い、とにかくいろんなことを「知ろう」と決めました!

選手のキャラクターやプレースタイルを知る

おすすめ動画を教えてもらう

担当になると決めた時点では、まだどんな選手がいるのかすらも把握できていませんでした。かといって、いきなり試合の動画を見ても、サッカー初心者はなかなか理解が追いつきません。既にシーズンオフに入っていたこともあり、プレーからではなくキャラから知ろうと考えて、サポーターのみなさんにおすすめの動画やコンテンツを聞いてみました。

その結果、たくさんのおすすめを教えていただき、「THE DAY」や「やべっちF.C.のデジっち」などの動画と出会い、一気に選手のキャラを掴んで愛着を感じるようになりました!

選手のことを教えてもらう

次に社内のマリサポ寺本さんが「マリサポ金井さん教育部」と銘打って、社内のイラストレーター稲毛くんが描くファンアートとともに、選手について教えてくれました。

さらに、これを見たFootrico!のみなさんが「Clubhouseで公開授業をやりませんか」と提案してくださって、Clubhouseでの「マリサポ金井さん教育部」がスタートしました!

※Footrico!とは、マリノス周りのニュース・出来事をぎゅっとまとめて教えてもらえるマリサポ有志の方々が運営されているClubhouseの番組です

サッカーの基本的な動き(首を振るなど)、それぞれのポジションの説明、アタッキングフットボールという哲学、マリノスの歴史も交えながらの選手のバックグラウンド、それぞれの選手の特徴的なプレースタイルなどなど....。周辺情報も含めて教えてもらえたことで、初期段階で「選手」だけではなく「マリノス及びサッカーへの興味」を持てたのは大きかったです。毎回準備して丁寧に教えてくださってありがとうございました!

パートナーシップを知る

2月にはスポンサーアクティベーションをずっと学んできた石戸さんが入社、パートナーシップとはどういうものなのか、アクティベーションとはなんなのかということをたくさん教えてもらいました。また当時瞬間的に大流行したClubhouseで、色んなスポーツ業界の方と知り合い、お話を聞けてとても勉強になりました。

最初のころは「パートナーシップって結局何をやればいいんだろう」と悩んでいましたが、パートナーシップの概念を理解して、色んな方とディスカッションできたことで「難しく考えずに、自分たちらしいアクティベーションをすればいいのかな」と迷いがなくなったように思います。

一緒に走り抜けてくれた相棒の石戸さん

サッカーの楽しさを知る

そして迎えた開幕!まずは自分なりに楽しんでみようと思って始めたのがひよっこマリサポ🐥今日の感想というツイートです。試合後にどんなことを感じたかをつぶやくだけなのですが、自分が何に心を動かされるのかを知ることができて色々な発見がありました!また、定点観測することで、自分の成長もなんとなく感じられたのが良かったです。

左がぴよぴよな開幕戦、右は完全に当事者になっている最終戦

試合の中で興味を持ったことや分からなかったことは、石戸さんや寺本さんのようなサッカーに詳しい社員に「今のプレーはなんでファウルなの?」「あの選手のプレーはこういう意図だったの?」など色々と質問して教えてもらっていました。

また、現地観戦した試合をDAZNで見返して、解説を聞いて理解を深めるのも楽しみのひとつでした!(このあたりから弊社アビスパ担当の中村さんに「もうただのマリサポですね」という褒め言葉?をもらうようになりました笑)

色々教えてくれた石戸さんと寺本さん

サポーターの気持ちを知る

マリノスへの興味が深まるとともに、企画を考えるにあたって、サポーターのみなさんの気持ちももっと理解したいと思うようになっていきます。ステークホルダーみんなで支え合い、ともに戦う「マリノスファミリー」という文化に強く共感していたこともあり、サポーターのみなさんと積極的に交流させていただきました。

SNSでの交流をはじめとして、スタジアムでご挨拶させていただいたり、ゲーフラ作りを教えてもらったり、いろんな選手の撮影会にも参加することができました✨

自分自身がマリノスを好きになることで、仕事を超えて楽しみながらいちサポーターの視点を持てたのは、パートナーとしての企画にも少なからず活かされたんじゃないかと思っています。

例えば #ThankYouBossの企画は「どうしても次の試合までにクラブを後押ししたい」という気持ちから生まれていますし、教えて!マネフォ先生の企画は「自分だったら選手のこんな動画が見たい」という発想で作っています。石戸さんや自分がここまでマリノスを好きになれていなかったら、アクティベーションの内容はまったく違うものになっていた気がします。

さいごに

去年一年間はたくさんのサポーターの方と関わり、みなさんに色んなことを教えていただき、会社の取り組みとともにひよっこ担当者の成長も見守ってもらえた感じがしています。チームも大好きですが、サポーターのみなさんの存在があったからここまで思い入れを持つことができたし、たくさんのやりがいや喜びを感じながら日々活動できました。「マリノスファミリー」のパワーはすごくて、与えられた愛を倍にして返したくなるような、いろんな人たちを突き動かすものなんじゃないかなと思っています。

まだまだ一人前になれたとは思えていませんが、サッカーを観たことがなかった自分は、せっせとスタジアムに通い、熱量と知識を得て、担当者として企画や発信を行えるようになりました。今年もみなさんと一緒に“喜怒哀楽”を体験し、共に前に進んでいける企画を考えていきたいと思っています。これからもどうか見守っていただけると嬉しいです、よろしくお願いします!

(2021年にパートナーとして行った活動はこちらです)


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