なんだか

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  • 逝ってしまった父と介護施設にいる母の話

    うちの母と父はものすごく仲が良かった。 わかっていた事だけれど、自分が結婚して子供を産んでからもっと強くそう思うようになった。仲が良すぎて切なくなるほどに。 母は乳がんから転移性脳腫瘍の手術後、15年かけてゆっくりと歩行障害、それから認知症となっていった。 その間、父が家事一切を取り仕切り、母の面倒を見続けた。 実家から電車で1時間ほど離れた東京で暮らしている私。子供達もまだ小さく、仕事もしている身としては実家に行く機会はせいぜい1,2ヶ月に1度だったが、去年の夏あたりから父が体調を崩し、その後どどっと襲い掛かった遠距離介護からの認知症の母を遺した父の急逝。その備忘録。

最近の記事

やっと遺骨を自分の家に持ってきた

相続人に認知症がいる家族の遺産相続はとても大変です。 私がnoteに親のことを書き留めようと思ったきっかけは自分の心の整理でもあるけれど、メインはこれでした。 ネットで調べると、遺された妻が認知症である場合、「法定後見人」をたてないと遺産分割できないという。 この後見人の話は後日ゆっくりと書く予定です。私と同じような立場になった人に絶対役にたつと思うから。 結局、法定後見人の申請はしない事にしてここまできているわけですが、急に亡くなった父の役所手続き、それと施設にいる

    • 虚血性心不全

      去年のクリスマス前に父が亡くなった。 長年自宅で母を老々介護をした末に父が体調が悪いと訴えたのは去年の6月。その後母を施設に入れ、4ヶ月後のことだった。 体調が悪かったとは言え、結構な急逝だと思う。 亡くなった死因は虚血性心不全(の疑い)。今日訃報があった野村監督と同じだ。数週間前に亡くなった宍戸錠も同じく。 死因が推定となってしまったのは、家で一人で亡くなっているのが発見されたからだ。 だから私は亡くなった父と対面したのは警察の遺体安置所だった。 亡くなった日時も

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