私という人間
どうせ生きるなら、自分の人生楽しく過ごしたい。
人と同じが嫌と言うよりは、人は人なので周りにあまり興味がない。
人がどうこうというより、自分がまず自分の好きなように楽しく生きていきたい。
だから、全員が人と違って当たり前。
「このままじゃやだけど、どうしたらいいのか分からない」
そんな気持ちをここ数年間ずっと胸に抱いていました。
急速に変化する今の時代、諸先輩方も生きたことがない新しい時代の波がどんどん押し寄せてくる現代において、誰もどんな風に舵取りをすればいいのか教えてくれない。
それなら、自分でやってみるしかないんだろうな。
こんな時代の中でも、色んなことに挑み、輝いている方はたくさんいます。
そんな人に自分もなりたいし、私だってなれるはずだと思いたい。
何をすればいいのか、どこに進んでいくのか、行った先に何があるのか。
全く分からないけれど、立ち止まっていては景色は何も変わらない。
見るものが変わらなきゃ、新しいものに出会えない。
この先どうするか何も分からないけど、「今このまま」じゃないことは分かっている。
だから、何も分からないけど一歩踏み出してみることにしました。
ちなみにこのマイナビ転職のCMが好きです。
アナウンサーを辞めました
去年まである地方の放送局でアナウンサーをしていました。
ラジオ・テレビ兼営、また地域の放送局だったので非常に多岐にわたる仕事を経験しました。
テレビ・ラジオのニュース原稿読みはもちろん、番組MC、生中継リポート、スポーツ中継のほか、イベントや式典の司会を担当することも。
ニュース取材に行っては原稿を書き、自分でコーナーを企画して、台本作成から編集作業、納品まで、ここで吸収できることは全部吸い取ってやろうという思いで働きました。
もともと希望していた職種では無かったものの、やったことのない、初めての経験を積み重ね、「できなかったことができるようになっていく」という成長の過程を感じられる日々は充実していたんだと思います。
それまでの私を含めた世間が「アナウンサー」というものに対して抱くイメージと、実際のアナウンサーとの差異を知ることができたのも、自身が経験したからこそです。
どんな仕事もそうだとは思いますが、良いことも悪いこともたくさんありました。
誰もがなれるわけではない、辞めるなんて勿体ないなどと言って頂くことの多い職ではありますが、だからと言ってそれが私を思い留まらせる理由にはなりませんでした。
私にとって「やりたい仕事」では無かったからです。
逆に私のやりたいことを、絶対にやりたくないと思う人だっているわけです。
限られた人しか出来ないからと言って、それが出来れば幸せかどうかは別問題です。
「まぁなんだかんだ言って、楽しかっただろ」
最後に上司に言われました。
個人的な、もしくは「普通」と言われるような物差しでしか、物事、そして私という人間を見てくれていなかったことがここでハッキリとして、分かってはいたけど悲しかった。
でも同時に、みんなが憧れるような仕事をしていたのに満足できない自分は何なのだろうとも思いました。
自分は普通じゃないのかな。やろうとしていることは間違っているのかな。
自問自答する時間も嫌という程ありました。これでいいのか、と。
退職を告げると必ず、次を聞かれます。
次が決まっていないと動き出してはいけないのでしょうか。
正直、私も「次やることが決まってないから辞められない」と思っていました。
でもある人にその時のモヤモヤをすべて話したら
「やりたいことを見つけるために行動すること、それは立派な『一歩踏み出す理由』になるんじゃないの」
と言ってもらいました。
ハッとしました。
そっか、そうなんだ。自分のやりたいことが決まっていなくても、行動して良いんだ。
やりたいこと見つけたいから行動するんだ。
変化を拒む体質が深く根付いた日本の社会で過ごしているうちに、先が見通せる道しか選べないようになってしまっていました。
ここにきた当初も
現状を変えたくて動き出した先にたどり着いた場所だったのに。
踏み出した先に何があるか分からないけど、このままよりはずっといい。
怖いし、不安だし、周りからの色んな反応が降りかかってくるけど、このままよりはずっといい。
心がすっと軽くなって、その瞬間ワクワクが湧き上がってきました。
こうして、晴れて退職願を出すに至りました。
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