見出し画像

子どもの野菜嫌い、直す?直さない?

今日はテレビで見たレシピを作ってみた。

油揚げに刻んだネギとえのきを入れて
爪楊枝で油揚げの袋を留めて
ガーリックオイルで押しながら焼くという
超簡単かつおつまみにもにも
ちょうどいい料理を。

19歳の次男が帰って来て
「すげえ、うまい!」と言っていたので

「大人になったんだね~。
ネギ料理なんて食べない子だったのにね」
と返したら

「大人になったとかよく言うけど、
俺、ネギはずいぶん前から好きなんだけどね」

「へえ、ネギ好きだったの?
あんたはさ、小さい頃から野菜料理を
ほんとうに食べなくて
味噌汁だって手をつけないし、
肉とご飯食べて終わる子だったのにね」

親はいつまで経っても
子どもが小さい頃を覚えているものだ。

次男は生まれつきのアレルギー体質で
卵アレルギーにアトピー性皮膚炎だった。
なんとか完治させようと
離乳食からとにかく野菜ばかり
食べさせていた。

ジュースもなるべく飲ませないように
していたのに

親がやっていることに反して
次男はどんどん野菜を食べなくなり、
コーラやファンタはがぶがぶ飲むし、
あんなに砂糖も控えていたのに
お菓子が大好きで
結果、健康的な食事をする子に育たなかった。

ほんと、子育てって親が思った通りに
ならないものだよね。

でも、わたしは
どうせ食べないとわかっていながら
次男の前に家族と同じ食事を
出し続けたんだ。

次男はおかずのお皿は手を付けないで
ご飯とお肉的なものだけ食べて
「ごちそうさま!」と
食卓から離れていく。

残されたのはせっかく作った
野菜のおかず。

特に煮物は食べない。

煮物を食べないのは
高校生まで続いたんだろうか。
もう、記憶にないけど。

なぜ、わたしが出しても食べない
ご飯を次男に出し続けることが
できたのか?

それはわたしの幼少期の経験を
今でも鮮明に覚えているからだ。

わたしは大根を煮た煮物が苦手だった。
家族は「大根おいしいね~」と食べてるけど
ちっともおいしくない。

さんまにすり下ろした大根。
辛いけど?
ちっともおいしくない。

なんでこんな苦いものを
みんなは「おいしい」と言うのだろうと
不思議だった。

でも、小学校高学年になった時
「あ、大根、おいしい」と感じた瞬間があったんだ。

味覚って変わるんだな。

この話をすると、結構な確率で
子どもの頃に食べれなかったものが
大人になって美味しいと感じるように
なったと言う人が多い。

子育て相談であまりに子どもの好き嫌い
の相談が多いので
食育を勉強したことがある。

食育の本にも食事は
無理強いをしないと書いてあった。
さらに、子どもが食べない料理でも
家族と同じ料理を出してあげることが大切だと
書いてあった。

親が「おいしい、おいしい」と言って
食べている姿を子どもに見せることが
食育だと。

納得!
というか、当時、食育なんてなかった時代。
だけど、自分の子育てで実践していた
ことだった。

答え合わせだね。

次男は親が美味しそうに食べていたから
食べれるようになったとは
一言も言わないけど(笑)

きっと刷り込まれたはず!
(母は勝手ながら思っておりまする)

子育て相談の仕事で
離乳食を食べないことに
悩んで電話をくれたママがいたんだけど

一生懸命作った離乳食を子どもが
食べてくれなくて
ゴミ箱に捨てる時に
涙が出ますと言っていた。

わかる。
一生懸命作ったからこそ、
悲しくなるよね。
わたしも同じことを感じると思う。

次男が一度も箸を付けない
残されたおかずのお皿を見るたび
悲しかったから。

だから、わたしは子どもの為に
食事を作ることをやめたんだ。

家族に食事を作っていると
家族の為になる感じがするけど

いやいや、

わたしが食べたいものを作るんだ。

わたしが美味しければ良くて

自分が作った料理がおいしかったら
ビールも美味しい!

このやり方に変えてから
家族が喜んでわたしのご飯を
食べるようになったんだ。

もちろん、作るのがめんどくさいときは
手抜きするし、
お惣菜買ったり、外食も行くけどね。

でも、人間ってすごいな~と思うんだけど
外食やお惣菜が続くと
手作りのご飯が食べたくなるんだよね。

それで久しぶりに自分で作って食べると
美味しい~!
ってなるんだよね。

うちは旦那さんの手料理がマジでまずくて。
彼に苦手な料理作りをチャレンジさせたことも
あるんだけど、わたしはお世辞が言えない性格。

旦那さんの作った料理を
「おいしいね~」と褒めて育てることが
できなかったので

家の食卓はわたしが担当すると腹を決め、

わたしが料理を作っています。

我が家は4人家族で
わたしだけ女。

男子3人いる飯づくりって
量もたくさん必要だから大変なんだよね。
(もっとたくさんいるご家族の
お母さん、本当におつかれさまです!)

でも、自分が食べたいご飯を作って
家族に振舞っていたら
「お母さん、美味しいね」と
言われることが増えて

というか、最近は毎日「美味しい」と
言ってくれるので

わたしは上機嫌でご飯を作っとります!
(でも、時に作りたくないので
現場から逃走することもありますよ)

「美味しいね」って言われると
勝手に腕も上がるのかな?

だから、子どもの好き嫌いは放っておいて

自分がご機嫌になるご飯を作ろう!








この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?