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企業の被保険者団体PARIMA Japanの活動について

保険会社やブローカー、アジャスターや損害保険ビジネス関連企業のスポンサーによる被保険者の団体PARIMAについては、2019年1月にこちらのnoteを書きました。当時は国内の会員数約300名、PARIMA全体でも1,500名でしたが、先週シンガポールで行われた年次のカンファレンスにて、会員総数は2,500名を突破、国内は475名と主な対象国であるアジア、オセアニア地区で最大となりました。

先週月曜日にはCountry focusセッションとして、日本の利益保険の実務と課題と題して、欧米企業に比して国内では普及率が非常に低い利益保険について、その付保実務と保険求償実務について、Marsh Broker Japan, MSIにキーノートスピーチを頂き、日産自動車、パナソニック、三菱重工業にてパネルディスカッションを実施しました。単なる物保険よりも複雑性のある利益保険は事前の十分な情報収集と内容を理解するリスクマネージャーが必要との議論を行いました。

PARIMAの日本支部であるPARIMA Japanは現在INPEX、豊田通商、三菱重工業がボード会社として国内の会員企業の取りまとめをしており、国内でのセミナー開催や、学術会との共同研究の実施、今はなかなか難しいですが、会員間の懇親を深めるイベントを企画しています。法人格はありませんので、ボード会社を中心に会員企業のボランティアにより活動を続けています。

来年2023年はPARIMA創設10周年となります。名誉なことに来年10月19日(木)には、再び東京赤坂にてPARIMAカンファレンスが開催される事になりました。前回は2018年に開催しましたが、国内外会員参加者、スポンサー、関係者合わせて300名を超える企業損害保険のイベントとなりましたが、来年は更に増える事が予想されます。日本企業の保険リスクマネジメントの進化が目に見える形で発信される事はとても喜ばしく、私自身が生涯のキャリアを通じて実現したい事でもあります。本イベントは会員のみならず(有料にはなりますが)保険会社社員や代理店さん他業界関係者も参加可能です。ぜひ多くの方にご参加頂きたいと思います。

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