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2023年6月に売れた本ベスト10!

2023年6月に売れた本をご紹介します。
(2023年6月1日~6月30日までの売上データをもとにしています。)

第10位

■島田 真琴【著】『アート・ローの事件簿 美術品取引と権利のドラマ篇』

小説より面白い 名画・美術品の裁判!
「岩窟の聖母」の報酬裁判? メイプルソープの写真はわいせつ? ピカソ、レオナール・フジタの作品は掲載できない?
アートをめぐる取引、作家の権利はどう判断されているのか。

アートマーケットが盛況のいま、比例して美術品に関する裁判事件も増加している。アートと著作権、外国の美術館からの取り戻し、環境保全に関する事件など、特にアートとマーケットにかかわる数々の裁判事件を紹介する。
美術品にまつわる事件の「面白さ」に加え、アートと法の世界を楽しむことのできる1冊。

↓著者の島田真琴先生による寄稿をお読みいただけます。


第9位

■外川 昌彦【著】『岡倉天心とインド――「アジアは一つ」が生まれるまで』

オリエンタリズムに抗し、アジア独自の「美術史」を打ち立てようとした、日印共闘のドラマ――。
近代日本美術の父・岡倉天心(1863‒1913)。
インド宗教改革運動の旗手・ヴィヴェーカーナンダ(1863‒1902)。
日印の資料を紐解いて、その国境を越えた知的変革の軌跡を描き出す、貴重な一冊。


第8位

■阿部 卓也【著】『杉浦康平と写植の時代——―光学技術と日本語のデザイン』

宇宙としてのブックデザイン
戦後日本のグラフィックデザインを牽引したデザイナー、杉浦康平。
彼は写植という新たな技術といかに向きあい、日本語のデザインといかに格闘したのか。
杉浦康平が日本語のレイアウトやブックデザインに与えた決定的な影響を明らかにする。

↓一部を試し読みできます。

↓刊行にあたって、著者の阿部卓也氏にエッセイをお寄せいただきました。


第7位

■阿久澤 武史【著】『キャンパスの戦争——慶應日吉 1934ー1949』

このキャンパスは戦場とつながっていた――。
目映い光に溢れる「理想的新学園」はやがて、アジア・太平洋戦争へと巻き込まれていく。青春を謳歌していた慶應義塾大学の予科生たちが学ぶモダンな校舎はいかにして兵士たちが行き交う空間となったのか。連合艦隊司令部地下壕で知られる日吉キャンパスの誕生より米軍からの返還までを描く「戦争とキャンパス」の昭和史。

↓「はじめに」を試し読みできます。


第6位


■井下 千以子【著】『思考を鍛えるレポート・論文作成法 第3版』

累計5万部超の好評レポート・論文入門書の第3版!
文献の調べ方・読み方から、フォーマットに沿ったレポート・論文の書き方までを懇切丁寧に解説。
「引用」時の注意点の追記や重要単語の索引を付し、利便性を向上。

↓一部立ち読みはこちらから


第5位

■河野 哲也【著】『レポート・論文の書き方入門 第4版』

累計発行部数20万部を超える当社最大のベスト&ロングセラー!
「テキスト批評という練習法」の解説を充実させ、注の形式に関する説明を整理・更新、参考文献とその解題も一新したほか、著者の講義経験に基づき記述内容もアップデート。好評を博した明快な語り口調やコンパクトにまとまった構成はそのままに、より理解しやすく使いやすくなった、初心者にベストの1冊。

↓「学びのスキル」を解説する当社のロングセラー「学習実用書」について紹介しています。一部立ち読みもできますのでぜひご覧ください。


第4位

■佐藤 望【編著】/湯川 武・横山 千晶・近藤 明彦【著】『アカデミック・スキルズ(第3版)――大学生のための知的技法入門』

累計12万部を超える大学生向け学習指南書のベスト&ロングセラーを8年ぶりに改版。
ノートの取り方や情報の整理法など、大学生の学習の基本を押さえた構成はそのままに、第3版では最新の情報環境との付き合い方や活用法に関する内容を追加。文献表記の書式についても一新するとともに、既刊「アカデミック・スキルズ」シリーズのどの部分を参照したらよいかについても追記。

↓一部立ち読みはこちらから


第3位

■クラウディア ゴールディン【著】/鹿田 昌美【訳】『なぜ男女の賃金に格差があるのか――女性の生き方の経済学』

「男女平等」の先進国アメリカでも、男女の間に残る格差。これは決して人ごとではない。
女性たちはどのように「家族」と「仕事」を選択してきたのか。
ウーマンリブ、「静かな革命」、リリー・レッドベター公平賃金法など、20世紀以降を振り返りながら、各職業のデータを経済分析し、女性の賃金の上昇を阻む原因を抉り出す。
アメリカのみならず世界の先進国の男女の「働き方」を見直すきっかけとなる一冊。

↓第1章の一部を試し読みできます。


第2位

■白塚 重典【著】『金融政策――理論と実践』

金融政策分析の実践力を養う
長年の中央銀行エコノミストとしての経験を基に、理論と実務の双方の視点からバランスのとれた金融政策論を講義。
通貨の信認の重要性、制度的要素の重視、新しい理論的手法の提示、非伝統的金融政策をめぐる扱いの四本を柱に、金融の役割や金融政策の目的、金融市場調節など基本項目を網羅しつつ、非伝統的金融政策やマクロプルーデンス政策など最新必須のトピックまでを余さず丁寧に解説する、著者の持ち味と独自性溢れるテキスト!


第1位

■ベンジャミン・ホー【著】/庭田 よう子【訳】/佐々木 宏夫【解説】『信頼の経済学――人類の繁栄を支えるメカニズム』

人類はいかにして互いを信頼するようになったか。
人類の文明の物語は、互いにいかにして信頼するようになったかという物語である! 
人間が少人数の集まりから巨大な社会を築く根底には「信頼」のメカニズムが働いている。市場、法、貨幣から医学、科学技術、気候問題まで「信頼」なくしては存立しない。 「謝罪の経済学」というユニークな分野を開拓した気鋭の経済学者による骨太な一冊。

↓一部立ち読みはこちらから


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