ガンダムSEEDフリーダム雑感

久しぶりに映画を見て興奮さめやらぬまま2回目行ったので記念として。
まとまりは無いです。

根本的な話として、僕はガンダムSEEDの世界観が一番好きである。
何せガンダム世界でも有数の救いがない恨みあいだから、争いが終わらないのが目に見えている。
敵味方の陣営や正義と悪、生きている人達に根付いている価値観が他の作品でよくある小さなすれ違いや、階層、利益が原因ではなく、ほぼ生理的嫌悪に近い憎み合いになっている。
そんなギスギス世界観の中、表面上の戦争や紛争を圧倒的種割れパワーと、金銭的余裕で破壊していくのがSEEDという物語として徹底してやってきた事だ。今作は、その最たるモノだと思う。
守りたい世界があることは、守りたい人の積み重ねにあるわけではない。
レクイエムが撃たれようと、核が撃たれようと、その事実が問題なのであって、それで死んだ人について痛む心は持ち合わせてないだろアイツら。

テレビ版のアークエンジェル陣営には圧倒的選民意識と、それを言って傲慢にならないくらいの実力と、愛(アガペー)があった。
それはそれで面白いが、やはりこう凡人からするとあまり共感は出来ない。
視聴者の大多数はナチュラルだし。
ところが、今回はキラがつまづく。しかも、強い敵に苦戦するのではなく、人間としての苦悩だ。フリーダムに乗り換え以降、戦闘マシーンと化していた主人公にようやく人間性が出た。
そして何より解決策がシンプルなのがいい。愛をエゴに変えることだ。
これが愛です!!!→敵は死ぬ
ようこそ実力至上主義の世界へ。

映画の全体に終始「逆シャアへのリスペクト」を感じていた。
アグネスなんてセリフややり取りの端々からクエス味がしていた。
極端なこと言うと、最後同性とのやり取りで救われる展開含めてギギよりしっかり令和版クエスなんじゃないか?
今の世の中「最後の瞬間だけ改心しても遅いんですよ」みたいなの、かわいそうだし。

話さなくても伝わる人になるより、ちゃんと話してわかり合おう。
その為にはC.Eになっても、暗い食卓でラップをかけた冷えた飯が待つ。
23時帰宅はいうほど遅く無いだろとか思ったが。

何をする為に生まれたかより、何をするという覚悟を持つかというのも大事だ。
革命「せねば」、地球を浄化「しなければ」みたいな恩着せがましいの今日日はやりませんよw

#映画感想 #ガンダムSEED #フリーダム

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