子会社経理が親会社からの評価を上げる方法

経理の方向けに情報を発信してます。
ちょろ助@経理の人です。
今回は、子会社経理の担当者がいかに親会社からの評価を上げるか論です。笑
連結導入シリーズを途中まで書いてて書きたくなったのでそちらは一休みで書いてみますー。
私は、子会社所属の経理担当でしたが、なんの因果か親会社の連結決算も業務委託で締めてました。なので、親会社の上司の生の声を良くも悪くも聞いてましたし、子会社担当者の悲痛な声も自ら発していました。なので、親会社、子会社の双方の心情は理解できているかと思われます。笑
あと、この記事。経理の人以外ほんとに読む意味ないです。

コミュニケーションコストの低い人の評価はマジで高い!

これに尽きるかと。
具体的には

①事業状況を数字で即答できる人
②会計上の質問の意図がわかる人

圧倒的に大事なのは①です。②はまた明日。

一般に、月次の制度会計締める際には、最後に増減分析をして残高に違和感が無ければ確定になると思います。親会社側は連結も締めるので当然に子会社の増減把握も行います。従って、子会社の試算表残高に違和感があれば確認をします。
で、どのような状況下でそれが行われるかです。

決算の内容確認が子会社に来る時は、親会社側は連結締めのピーク!

増減分析がされているタイミングなので親会社側も連結締日の間近です。要は時間が無いんですね。もっというと、めちゃくちゃピリピリしてます。

そんなタイミングで、親会社側は増減の確認するタイミングって早く答えが欲しいんです。

そこで、例えば子会社の人件費が増えていた場合
「なんで、人件費増えたん?」と聞くわけです。

そこで、子会社からの回答が
「すぐ分からないので確認します」だとちょっとテンション下がるんですね。私は聞かれる側でもあったので気持ち分かりますよ。笑 そんなこと構ってられる時間ないんよと。でも、そんな事情先方には関係ないわけです。

一方、
「◯◯事業部で、中途採用した分の〇〇万円増加しているのと、イベント開催で残業が増えちゃったみたいで〇〇事業部で〇〇万円増加したのが、主要因です。」まで言ってくれると最高なんです。
あー、このお方分かってる。頼りにしちゃうとなるんです。もうちょっと深ぼっても答えは出そうだなという印象にも。
ここで、重要なのは事業実態と絡めることです。数字がいくら増えてるかなんて知った上で質問するので、事業実態と決算数値の整合性を教えて欲しいんです。

ここで、即答できるかが高評価かいまいちかの分かれ目。この評価は残酷で、即答できたらできる人。できなかったらイマイチな人。中間はないです。

担当外のことを聞かれたら?

ノーチョイス。答えられるようにしといて下さい。親会社は、「この人なら即答してくれる可能性が高い」と算段をつけて連絡してきます。逆に期待されてる可能性もあるのでがんばろー。

キラーパスに答える方法

決算締めるのでも忙しいし、担当科目以外も把握なんて無理よと。まあ、そうなんですけど、評価上げたかったらがんばろー。

親会社からのキラーパスに答えるには、
事業の動きとそれが数字に与える影響が頭にある必要があります。これはどうすれば良いか。

見込みを自分で作る

粗くてもいいので見込みを自分自身の手で作ることが近道かと。例えば損益見込み作るには、事業の状況を把握する必要があります。新製品の売上どんなかな?投資予定の資産の稼働は始まったかな?中途の採用どうなったかな?などなど、、、
更に、担当外の勘定科目のことも考えないといけなくなりますね。また、事業の様子を知らないと見込めないので、事業側とのコミュニケーションをとっておく必要があります。
でもこれを行なっておくと、決算が締まった段階で答え合わせができます。この答え合わせが親会社からほ質問の、解答案になるわけです。
ここまでやっておけば、キラーパスにも即答できると思いますよ!

意識し過ぎの沼

初めて、親会社のボスから決算内容を聞かれたとき、対応が面倒だったので、わたしでは分かりませんと言いました。その言葉に対する反応は、
「俺の前で分からないって2度と言うな。年齢とか関係ないから」でした。怖いよ笑
これで縮み上がった私が今度ハマった沼。どこまで把握しとけばいいの??です。

説明がつけばいい

まずは、ここをターゲットに。というか、会社が変われど優秀なボスはみんなこれをいいます。説明がつけばというのは、事業の動きと整合してるかです。ここが、ポイント。

まとめ

事業実態と決算数値が紐づいた説明を即座にできる人は親会社からの、評価は高くなる。なぜなら、コミュニケーションコストが低いから!

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