経理の石田

経理を「わかりやすく」|営業・新規事業の経験もある未経験経理マン|ベンチャー・上場・非…

経理の石田

経理を「わかりやすく」|営業・新規事業の経験もある未経験経理マン|ベンチャー・上場・非上場・上場子会社で15法人|経理部立上げ、採用(課長/正社員/経理事務/派遣/アルバイト)、会計監査、税務調査、M&A企業のPMI等経験|https://keirinoishida.com/

最近の記事

経理の仕事は積み上げ型

はじめに経理の仕事は積み上げ型だ。これは営業から経理になったからこそ気付いた点かもしれない。営業なら、月が変われば良くも悪くも0に戻るが、経理の場合は全て引き継がれる。ある意味真逆の仕事だと感じた。そんな積み上げ型であるという話。 理由積み上げ型である理由としては 1,時間が経っても消えない 2,仕組みが大事 だからだ。 1,時間が経っても消えない これは経理の大きな特徴。処理をミスすれば、そのミスはずっと残る。無理やり消しても、後で見返され、内外から指摘される。簿記の

    • 経理は仕組みが9割

      はじめに経理は仕組み作りが9割だ。仕組みづくりをどうするかでほとんどのことが決まる。簿記や会計の知識、どんな処理ができるか?に目が行きがちだが、仕組みづくりをどうやるか?効率的で無駄のない仕組みが作れるか?はそれ以上に大事だ。そんな経理の仕組みづくりについての話。 仕組みづくりが大事な理由仕組み作りが大事な理由について、経理の仕事は9割が仕組みに影響される。理由は9割がルーチンワークで、ルーチンワークは作られた仕組みを回す作業である、ということは仕事の9割が仕組みに影響を受

      • 経理は経験が命

        はじめに経理は何を経験したかがとても重要視される。営業なら売った金額、企画なら実施したイベントなど結果が重視されると思う。でも経理の場合はそうではない。何故そうなのか?理由について考えていく。 理由重要な理由としては 1,守備範囲(できること)が多いと評価される 2,「経験≒できること」と見られる ためである。 1,守備範囲(できること)が多いと評価される 経理は会社の全てを記録・報告するのが仕事なため、対応できない部分があると業務を完遂できない。そのため、守備範囲が広

        • 経理の基礎は記録!

          はじめに経理の基礎は記録の部分という話。ここがちゃんとしてないと、全てがぐちゃぐちゃになる。ここが大事な理由、ちゃんとやることでの影響などをまとめた。 大事な理由経理の仕事は記録と報告で、報告の元になるのは記録した会計データだ。そのため、元データが間違うと、その後のデータは全て間違う。元になる会計データが間違っている場合、各所に報告するデータも連動して間違うことになる。報告の部分だけちゃんとしようと思っても、元データ以上のものになることは無い。 例えば、税務申告や監査対応

        経理の仕事は積み上げ型

          経理の工数は会社の成長に比例しない

          はじめにある時気づいた。「経理の工数は会社の成長に比例しないんだ」ということに。ベンチャーで働いてる時に、何でこんなにしんどいのか?と考えた際にふと思いついた。ベンチャー等、新しいことにチャレンジしている会社の経理なら共感してもらえるポイントだと思う。 経理の工数はいつ増えるのか?成長でなければ何なのか?この点について考えたことを話していく。 理由会社の成長に比例しないというのは、言い換えると会社の売上に比例しないということだ。もっと言えば売上金額の話になる。 売上金額

          経理の工数は会社の成長に比例しない

          【経理】社数の分だけ仕事が増える

          はじめに当たり前の話だが、経理の仕事は会社の数だけ仕事が増える。会社の数というのはグループ会社のこと。「一緒にやるから効率化できるのでは?」と思われがちだが、意外とそうでもない。まとめた分だけ効率化できることはあるが、半分になる訳ではない。1+1=2ではないが、1+1=1.1程効率化出来るわけではなく、頑張って1.3ぐらいが限界。では何故そうなのか?効率化するポイントはどこなのか?について考える。 理由理由としては以下があげられる 1,会社が別なら作業も別 2,連結作業が発

          【経理】社数の分だけ仕事が増える

          経理の指標は「旨い・早い・安い」

          はじめに経理にて日々業務を行うにあたって、気をつけるポイントがいくつかある。部署全体の運営を行うようになると、この指標を常に考えながら日々の業務を行わないといけない。経理実務で指標になるポイントとは 1,旨い 2,早い 3,安い の3つのポイントである。 1,旨い 経理の旨いは精度のこと。一つのミスで大きな影響が出てしまう。なので、正確に間違わないようにすることが全てにおいて求められる。当たり前に金額を間違える経理ほど怖いものは無い。 2,早い 経理はスピードも大事な

          経理の指標は「旨い・早い・安い」

          経理「決算が大変」な理由

          はじめに「決算が大変」経理以外の方でも聞いたことがあるのではないだろうか?なんとなく忙しいんだろうなと思うが、何で大変なのか?何が忙しいのか?外から見てるとよくわからない。そんな決算が大変な理由について、中の人が外の人向けに書いてみる。 理由決算が忙しい理由としては 1,仕事が重なる 2,人員が少ない というのがある。 1,仕事が重なる とにかく仕事が重なるのが一番の理由。経理の仕事はルーチンワークがメインで、毎日・毎月・毎年同じ作業が発生する。決算の時はその全てが重な

          経理「決算が大変」な理由

          経理にコミュニケーション能力が必要な理由

          はじめに「コミュ障なんで経理になりました」こういう人は結構多い。人と話すのが苦手で、営業だけはやりたくなくて、なので真逆の経理にという流れ。面接をしていると半分以上はこのタイプ。 ただ、経理は実はコミュニケーション能力が大事な仕事で、これが出来ないと仕事が回らず、最悪の場合破綻することも。そんな、経理におけるコミュニケーション能力の必要性について書いてみた。 理由経理にコミュニケーション能力が必要な理由は 1,機会が多い 2,人の幅が広い 3,逃げれない 4,嫌われ役をや

          経理にコミュニケーション能力が必要な理由

          『経理事務』とは?

          はじめに経理事務とは?について改めて考えてみる。経理と似てるが少し違うこの言葉。経理未経験者や一般事務の方で経理を目指す方は先ず経理事務からという方も多いはず。そんな経理事務について改めて整理して定義について考える。 言葉の定義そもそもの言葉の定義について考える。辞書・ウィキペディア・ネット記事を調べ、それぞれの定義より共通点をみつけ、実務と照らし合わせて定義を考える。 リサーチ:経理事務 辞書・ウィキペディアに「経理事務」といことばが見当たらなかった。ネット記事は複数

          『経理事務』とは?

          経理と経理事務の違い

          はじめに「経理」と「経理事務」。似てるようで違うこの2つ。何が一緒で何が違うのか?経理経験者ならなんとなく理解しているが、なんとなくしか理解してないこの件についてちょっと整理して考えてみる。 それぞれの仕事は?2つの仕事はそれぞれどういったものなのか?個別に具体的に整理してみる。その結果を比較すれば何が一緒で何が違うかがわかるはず。 経理 先ずは経理について。経理の仕事は「会社のお金の動きを記録・報告する」ことだ。いろいろあるけどメインはこれ。社内の各部署が事業運営をす

          経理と経理事務の違い

          経理と財務の違い

          はじめに経理と財務は何が違うのか?外から見ると違いがわかりにくいこの2つ。具体的に何が違うのかについて考えていく。 経理の仕事経理の仕事は「会社のお金の動きを記録・報告」すること。自身で何かするということは無く、過去の他部署の行動結果を全て記録し、必要な報告先に報告する。 財務の仕事財務の仕事は「会社のお金を運用・管理」すること。自社の資金についてどうしていくか考え、戦略を練り、実際に行動する。 追加で必要があればエクイティファイナンス(出資)、デットファイナンス(借入

          経理と財務の違い

          攻めの経理

          はじめに攻めの経理とは何か?経理をやっていれば一度は聞いたことがあるこの言葉。社長に急に言われてなんとなくそれっぽいことをしてお茶を濁している経理が多いのではないだろうか?そもそも、何を攻めとするのか?は特に定義はなくなんとなく使われている。そんな「攻めの経理」について改めて整理して考えてみる。 疑問経理が攻めるとはどういうことか?経理は守りが仕事のはずでは?という気がするが。しかし、逆があるらしい。攻めがあるということは守りもある?これらの疑問を整理していく。 整理経理

          営業から経理のススメ

          営業to経理のススメ営業から経理になった。たまたまの部署異動での出来事だったが、簿記の知識も0の状態での急な異動でビックリしたが、良いことが多かったのでオススメするというそんな話。ただ、向いてない人もいるのでその辺りはご注意を! 勧める理由勧める理由は4つ 1,会社の全体がわかる 2,ビジネスマンとしての幅がメチャクチャ広がる 3,可能性がメチャクチャ広がる 4,希少性が高い で、営業をやったからこその良いこともある。ちなみに、営業→経理→営業は全然可能だと思う。 1,会

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          経理の特権

          経理の特権経理には2つの特権がある。 1「社内情報にフルアクセス!」 2「全部署と関わる」 これが経理の特権だと思っている。しかも下っ端でも可能なのが凄いところ。営業から経理に異動したのが20代中盤の頃だった、売上数千億円の上場企業だったが個人の給与データ以外は大体見れた。それまで存在すら知らなかった開発、企画、法務等の方とも関わりが多かった。いち営業マンには絶対に見えない会社の全体像が早い段階で見れて、とても楽しいし勉強になったのを思い出す。 1「社内情報にフルアクセス

          『情シス』とは?

          はじめに情報システム部について改めて考えてみる。恐らくバックオフィスの中では一番歴史の浅い部署だと思う。この部署・役割について辞書の定義から考えて見る。 言葉の定義そもそもの言葉の定義について考える。 リサーチ 辞書・ウィキペディア・ネット記事を調べてみる。 定義 正直よくわからない、、、関わることが少ないのでイメージがなかなかできない。ただ、各媒体の定義より「社内システムを扱う部署」と定義できる。お客様向けのシステムではなく、社内でコミュニケーションを行う際のシス

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