見出し画像

紫インクで描き比べ

こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日は紫のインク大集合。

好きな紫から集め始めるインクたち

手元にある紫のインクをいくつかまとめて、描き比べてみました。
(水筆で伸ばしたり、面積を塗ったりしてるので、書くよりは描くかなーと)

各社、様々なインクがシリーズとして出ていますが、
紫が好きな自分は、まずは紫のインクから蒐集を開始します。
なので、他の色相に比べて、愛着の強いものが多いです。

今回のラインナップ

数ある中から7色をチョイス

紫と一口に言っても、青っぽい紫、赤っぽい紫もあるので、
できるだけニュートラルな紫のものをチョイスしました。

■SAILOR

四季織『藤姿』
ゆらめくインク『BYAKUYA -白夜-』

■PILOT

色彩雫『紫式部』

■呉竹 ink-cafe

明治の色『紫紺』
INK.Ink.ink!限定色『菫色』

■寺西化学工業

大正浪漫ハイカラインキ『SALON de VIOLET』

■うさぎや

備中想色『備中藤まつり』

他にも、四季織『時雨』『ぽつぽつ』、色彩雫『紫陽花』などもあるのですが、7つくらいが良いかなと思って厳選しました。

まとめるとこんな感じに

早速、この7色を描き比べてみましょう。
紙はSAKAEテクニカルペーパーさんの『iroful』を。

タイトル周りは、紫の花のマスキングテープを使いました。

どれも素敵な紫。
『紫式部』『菫色』は明るく代表的な色合いですね。
『藤姿』は水で溶かすと少し青が発色するのが特徴的。
『備中藤まつり』『SALON de VIOLET』は少しトーンが抑えられた印象です。
『紫紺』は青みのある深い強い紫。インク溜まりの部分は、うっすら金が見えます。(以前の記事はこちら
『白夜』は特別枠。使う筆記具や紙で色の出方が変わるインクなのですが、明るい紫・グレー・ターコイズが垣間見えます。

こうしてまとめてみると、それぞれの特徴が際立って、
1色1色だけ見ているよりも、発見があり愛着が湧く色合いをしています。

他の色相も近々まとめてみたいですね。

実体験&勉強から得た色彩のお話を発信しています。 よろしければサポートいただけると嬉しいです。 心躍る色彩のご紹介に繋がる様々なアイテムの準備に活用させていただきます。