色と香りがどんどん変わる! ほうじ茶焙煎体験会
こんばんは。グラフィックデザイナー、カラリストの藤田です。
今日はお茶の焙煎のお話。
ほうじ茶焙煎体験会
先日、行きつけのカフェ『And Tei』さんで、ほうじ茶を焙煎してみようというイベントに参加してきました。
ほうじ茶とは、その名の通り茶葉を焙じた飲み物のことで、
一般に「煎茶、茎茶、番茶などを焙煎したもの」となっています。
店主の倉橋さんに、ほうじ茶の成り立ち、焙煎方法、使う道具などのお話を聞きながら、実際に熱を加えて焙煎していく体験をするという内容でした。
使ったのは、茎茶と焙烙という焙煎道具。
焙烙は初めて見るアイテムで興味深い!
茎茶はお茶業界では端材的な扱いで、安価で手に入るものなのですが、倉橋さん曰く「茶葉に比べて数が少ない希少部位」とのこと。
確かに、細かくできる茶葉と比べて、葉1枚につき茎1本と考えると稀少かも。
注ぎ口を省いた、持ち手の長い急須のようなフォルム。
持ち手は注ぎ口のような役割もあり、焙煎したものをここを通して取り出せます。
調べて見たら、Amazonでもいくつか取り扱いがありました。
5,000円くらいするのかなぁと思っていたのですが、大体3,000円前後くらいの価格帯ですね。
もちろん、煎る事自体はフライパンでも可能です。
(普段使いのものだと、クッキングシートなどを敷かないと、油の風味が混じってしまうので注意)
火を当てると、短い時間で200℃の熱を持ち、その中に茎茶を入れてまんべんなく熱を加えること約10分。
お茶の香りがふわっと立った後、次第に燻り煙が出て、ほうじ茶の香ばしい香りが広がっていきました。
緑→熱が入ってやや白みがかる→茶色と、色が変化していきます。
焙煎説明の後は、ほうじ茶ケーキ+水出し&焙煎したてのホットのほうじ茶も頂きました。相変わらずの美味しさ。
実際に体験してみる
続いては体験タイム。
イチからすべてやるには、時間もかかるので、振り方を教えてもらって、香りや変化を楽しむ時間です。
説明の際でも充分な香りでしたが、実際に持って振ってみると、距離がぐっと縮まるせいかより強い香りに感じました。
倉橋さんの熟練の技も見せてもらいつつ、前後に左右にと焙烙を振る時間は、なんだかクセになりそうでした。
上2枚は仕上がった茶葉。
参加者5名で2人ずつ体験したのですが、全部仕上がりと色が違うのが面白いですね。
最後は3つをすべて混ぜて、お土産としていただきました。
1~2週間ほど時間を置くとまた少し風味が変わるとの事で、飲み比べてみようかなと思っています。
とは言え「体験も含まれた唯一無二の茶葉」なので、飲み切るのはちょっと勿体ない気も。
少し真空圧縮して残しておこうかな。
ほうじ茶のことを深くしれる楽しいイベントでした。
また2月にも何かイベントしたいとおっしゃられていたので、今から楽しみです!
枠が少ないので見逃さないようにしないといけないですね。
倉橋さんもアカウントを持っておられるので、あわせてご紹介します。
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