藤森啓介

コーチ歴)早稲田大学ラグビー部コーチ→早稲田摂陵高校ラグビー部監督→ICURFC→TM…

藤森啓介

コーチ歴)早稲田大学ラグビー部コーチ→早稲田摂陵高校ラグビー部監督→ICURFC→TMURFC☆一般社団法人SCJ/日本ラグビーフットボール協会技術委員会ユース戦略部門、リソースコーチ 2016年 素人軍団をラグビー激戦区大阪府の花園予選決勝へ導く

最近の記事

段階的なトレーニング

段階的なトレーニングの導入。コーチの中で見極めが大事なのが、対象者がどのレベルにあり、そのチームのレベルがどこにあるかである。現状の力を見極められないとあとで大きな痛手を負う事になる。初期設定によるズレがあとで大きなズレになるからである。そのような意味では良いコーチとは現状把握をする能力に長けていると思うし、理想と現実のギャップをしっかり認識していることである。理想のラグビーを持つことはコーチは大切だが、そこにいる戦力や環境が異なればその理想はできないことがあるので、変える必

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    • 初公開 ゲームの8つの要素

      誰にも見せたことがない資料を初公開したいと思う。私にとってとても大事にしていることで、このノートを購入してくださる方のレベルアップに役に立てればと思う。これを知ると普段どのような練習をすれば良いかを理解でき、これまで以上に練習の場面を明確にできる。そしてコーチングレベルが必ず上がることに役立つだろう。 大阪府の決勝に行くまでに様々なことを整理し、ノートに記録してきた。そうして日々チームを成長させるためには、どのような練習メニューと計画で選手を育てていくことが効果的で間に合う

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      • 練習試合と公式戦の差

        新入部員も20名集まり試合に出られないという悩みは解決したが、大阪のレベルは非常に高く、リーグ戦3勝をあげて春大会を終えて、2ヶ月が立った頃にシード高であるチームと対戦した。結果は僅差で負けてしまったが、練習している成果が発揮されたことで選手のモチベーションは下がるどころか、ますます上がっていくことになった。対戦相手のマッチメイクも意図がなければいけない。この試合で何を選手に感じて欲しいのか、伝えたいのか、明らかにしたいのか。そのような意味で練習試合では目的をしっかりと設定す

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        • 3週間で勝利するための練習メニュー

          早稲田摂陵就任1年目の彼らとは半年の付き合いであったが、引退しても1番に会ったり飯に行ったりとしている。ついこないだも流行りのZoomで飲み会を開き、3時間ほど話していた。年齢も重ね27歳ぐらいになる彼らとは昔と変わらない会話とともに、人生について話すことも多くなった。生き方を教わりました、熱くなる、男としてどうするべきか今でも色々と挑戦していますと。そのようなセリフが聞けて嬉しかった。ラグビーを通じて彼らに様々なことを伝えることができるのは教員としてとても良い人生だった。

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        段階的なトレーニング

          決勝に行ったチームを形成するパーツ

          3年間で素人選手が大阪のトップレベルに追いつくためには練習の工夫、考え方の工夫をしなければいけない。早稲田摂陵といえばこうだよね、こんなチームだよねと周りから言われることができると自分たちの文化がある程度できたことになる。1年目からその文化づくりのために色々なことを取り組んできた。もちろんチームカラーもその一つではるが、早稲田摂陵といえばタックルと熱さ、激しさだと周りのチームや先生から言われていた。本当に素人なのか、最後の大会では対戦したくないと言われていた。(セブンズ日本代

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          決勝に行ったチームを形成するパーツ

          勝つためのチームマネジメント

          大学ラグビー部のコーチから早稲田摂陵高校のコーチになり2週間後に控えた初めての公式戦。限られた時間で準備できることは少ない。多くを教えたり練習しても消化不良を起こしてしまう。高校生は部活だけでなく、授業や補修などもあり揃って練習できる時間は限られている。7限までの授業を終えて、2時間の練習しかできない。グラウンドは週に4回である。前回のnoteにも書いたが、このリーグを全勝するために2つにテーマを絞った。DFと意識。優れた指導者の条件の一つは意識の部分へのアプローチがうまいこ

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