「雇用調整助成金」書類は何を書くの?何を準備するの? <顧問の社労士さんがいない経営者の皆さんへ>

※まず私は社労士でもありません。
 飲食店のクライアントさんに対し、この助成金の書類作成のお手伝いをしている中で、調べたこと、実際にハローワークに行って相談して分かったことなどをまとめています。
 従って、漏れや不完全なところもあるかと思いますが、その点は何卒ご了承ください。


◆この有事において、まず意識していただきたいこと


助成金の話をする前に、まず意識していただきたいことがあります。

いつ終わるか分からない新型コロナウイルス感染症拡大という
この有事においては、
まずは、現預金を確保することを優先させてください。

目安としては、
半年~1年分の固定費分を確保することだと考えます。

そのことが

会社を存続させる
=社員の雇用を守る
=お客様を守る

ことになります。

そして、
手元の現預金を増やすための対応としては、融資を受けることです。
下記、国の制度を参考にしてください。

<経済産業省> (4/14)資金繰り支援内容一覧表 

また、僅かかもしれませんが、国からの給付もありますので、
下記を参考にしてください。

<経済産業省> (4/16)「持続化給付金」に関する動画


◆固定費の中で、最も大きいのが人件費

現預金を確保する(減らすのを少なくする)のに、
もうひとつの対応が、固定費を削減することです。

固定費とは、売上の増減に関わらずに一定にかかる経費です。
例えば、人件費、家賃、水道光熱費、通信費、広告宣伝費などがあります。

国や自治体からの休業要請により
営業ができなくなり売上減となっている会社が非常に多く、
その状況でこれまでと同じ固定費を払っていては、手元の現預金が減っていく一方です。

ではどうするかと言うと、
一般的に固定費の中でも最も大きい人件費を減らせば、影響は小さくなります。

しかし、
人件費を減らすといっても、従業員を解雇することではなく、
従業員の雇用を守る、従業員の生活を守るというスタンスを前提として

この状況下で
休業にして出勤してもらわない場合には、
休業手当を出すことになります。
(その休業手当も人件費です)

その支払った休業手当を補填してくれるのが
「雇用調整助成金」です。

◆「雇用調整助成金」に必要な書類、準備する資料

<厚生労働省>(4/15) 「雇用調整助成金ガイドブック」

上記は、
4/15に簡素化された内容が説明されているガイドブックです。
しかし、
これを読んでも実際に書類を書こうと思うと、まだまだ引っかかる点が多いです。

そこで、
私も知り合いの社労士さんや、YouTubeや、ハローワークに直接行って相談したりしました。

それをまとめたものが、下記のExcelとなります。
参考にしてみてください。

・雇用調整助成金の基本的な流れ
・計画届で必要な書類、準備する資料
・支給申請で必要な書類、準備する資料
・雇用保険被保険者以外の方の休業手当の額を決めるシミュレーションシート(※これは独自に作ったものですので、他にはありません)

顧問の社労士さんがいない会社も多いです。
そして、
スポットで申請代行を引き受けてくれる社労士さんも多くはないと思います。

すると、自社でやるしかないという選択肢になるのではないでしょうか。
実際に、私のクライアントさんもそうでした。

しかし、
社長は、現場に入ったり、他にもやることが多く、これに時間をかけられません。
そんな方の一助になれば幸いです。

また分かる範囲になりますが、
私でも相談に乗れることもあるかもしれませんので、
その場合は下記HPにてお問い合わせください。

合同会社スタイルマネジメント ホームページ


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