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男性に花束をプレゼントした話

先日、2つ年上の友達Dくんと遊んだ。
日中ブラブラ街を歩き、夜に1つ年上の友達Sくんが合流してご飯に行った。

その1つ上の友達Sくんは数日前に誕生日を迎えていた。
僕ら3人揃って遊ぶのは初めてである。
Sくんが来る前に何か誕生日プレゼントを買って行ってあげようとDくんに相談した。

Dくんは「いいね!」と言った。
僕は事前に何をあげるか考えていた。

Sくんと遊ぶのは2回目で、出会ってからまだ3ヶ月の仲だ。そんなSくんに贈るものとしてちょうどいいのは何か考えていたところ、彼はお洒落ボーイなのでお花をプレゼントしても喜んでもらえるのではないかと考えた。

元来、人と違うことに喜びを覚える僕のエゴを全面に押し出したセレクトである。男性が花束をもらって嬉しいという話はあまり聞かない。
しかし僕は花束を貰えば結構嬉しい。
また、数本の花を主役にして周りを緑や木で彩るようにコーディネートするのはとても楽しい。
さらに、価格も数千円と比較的安い。
家でドライフラワーにすれば、ずっと飾っておける。
など、良いことがいっぱいだった。

僕は完全に頭の中がお花でいっぱいだったのでDくんに
「花束あげへん?」
と提案した。すると、Dくんは
「おー、ありやな」
圧倒的イエスマンの彼のノリの良さはピカイチだ。

ちなみにDくんはお花を買ったことが無かったので僕がたまに買いに行く生花店へ向かった。
そして、店員さんと一緒に花束を作っていく。
その工程で「これが良いのではないか」「これは映える」など店員さんから貰えるアドバイスが目から鱗で非常に楽しい。
最終的に花と木と葉をそれぞれ何本か入れて完成した。
男性に贈るので、可愛らしい感じよりかはシックでカッコいい感じに仕上げた。
選ぶ植物次第でそういったことも可能である。
僕はここにすごく楽しさを感じていて、花束と言えば可愛いというイメージを覆すことができ、それは自分にも相手にも意外性を与えることができる。

選び終わった後、Dくんが
「待って、花あげるのめっちゃいいな…」
と言った。しみじみと出てきた言葉だった。
「でもこれって誰にあげても喜ばれるわけではないよな?」
初めての体験をしたDくんは誰かにあげようと考えているのだろう。
「家を飾ったり、おしゃれに興味ある人なら喜んでくれるんちゃう?あとは花の楽しさを伝えて、それが響けば喜んでくれるかも」
と答えると、彼はとてもウキウキしていた。
そんな姿を見て僕は嬉しくなった。

それからSくんと合流して、いざプレゼントをあげるとSくんはとても喜んでくれた。
プレゼントをあげ合うほどの仲でなくとも、ちょっとしたプレゼントを贈るのは双方ハッピーになる。
そんな時にちょうど良いのが花束である。
男性と選んで男性に贈ると、みんなが初体験のような反応で喜んでくれる。

男性から男性へ花束を贈るのは案外楽しい。

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