シアトル6日目

2月29日(月)
昨日の疲れもあったせいか、7時に起きても疲れが取れなかった。

今日も晴れ。シアトルで本格的な雨に未だに出会っていない。

今日のチェックインは、マインドフルネスだった。自分の感情や期待などを心に浮かばせる。心に浮かんだのは、「ドキドキ感」と「眠たい」など。

今日は、自分の内省(先入観への認識)の仕方を習った。英語力がついていけず、よくわからなかったが、先入観を捨てて純粋な目で、自分や他人を見つめ直す重要性を知った。

今まで、社会情勢などに関しては、先入観を捨てて考えたり、「正義とは?」と冷静に考えたことはあったが、自分自身の感情や他人に対しての先入観を意識することがなかったから新鮮さを感じた。

午後からは、”FARE START”というNPOがアメリカの大きな社会問題であるホームレスを中心に職業訓練や社会性を教育するレストランに見学に行った。

お昼ご飯もそのお店で食べたが、ものすごく美味しいし、評価も高かった。

数多くの企業から資金以外にも食材、コンピューターなどの支援を受けながら経営しており、うまくいっている事業型NPOの先行事例である。

選考も厳しいし、プログラムも厳しく、離脱者が多いなか、今までの卒業者は3000人を超える。

レストランの顧客も「支援しよう」と行くのではなく、「美味しいご飯が食べたい」と一般的なレストランに行くような感覚で利用している。

このようなNPOを見学できたことで、日本の社会問題へのアプローチのヒントになった。

しかし、”FARE START”は、応急処置でしかないと思った。ホームレスをなくす根源を潰す活動ではないからだ。ホームレス支援であって、予防ではない。”FARE START”は、ホームレス支援にフォーカスするのはいいが、根源を断つ団体の方が一段と難しいく成果がでにくいのではないか。

明日からは、ついにインターンとホームステイが始まる。いい1日になりますように。

人の稼ぎで生かされ、自分の稼ぎで誰かを生かすことで、生かし生かされ合う生き方を体現します。 パトロンいただいたお金で日々の生活を営んでいます。