シアトル15日目

3月9日(水)
天気は雨。

メンターの家からタクシーでMicrosoft本社に向かった。今日は1日Microsoftにサイトビジットだ。

Microsoftの担当者からCSRについての講義が午前中に行われた。

質問時間になり、今まで気になっていたインターネットの普及によって生じたネットがないと生きていけなくなった人類の脆弱性について質問をした。CSRの担当者は、”I agree.”と一言言った。これは衝撃的だった。あのMicrosoftの社員がネットが産み出した人間の脆弱性をあっさり認めたのだ。これは、人類が直面している問題でもある。

そして続けて次のように言った。

「それ以上にネットが人間を突き動かす原動力になることを信じている」と言っていた。

少し、想定とは違った解釈をされた気がしたが、面白い回答をもらえてよかった。

テクノロジーの副作用をいかにして取り除くかを考えることも今後必要になるのではないか。

お昼ご飯は、社員衝動で食べた。安くて美味しいものがたくさんあり、迷ったが、メキシカンを食べた。

昼飯には、Microsoftの社員とのランチだった。Microsoft社員と対話のできる最高の機会であると同時に色々と学べることがあった。そして、人間関係の構築にも役立ち、すごく貴重なランチだった。

その後、ビジターセンターを見学した。ビジターセンターには、キネクトを使ったゲームやバーチャルメイクアップツールがいくつか置いてあったり楽しかった。一度行くと楽しめると思った。

その後、帰宅となったが、途中で降りようとした友達に直感的に着いて行った。何をするかも知らないままに。聞いてみると、カフェでリフレクションをしたいということだった。そして、マジョリティの権利の話やLGBTの話、お互いの人生や価値観の話など濃い会話をしていた。その中で、クラウドファンディングで世界一周をした人のことが話題となり、ゲイの友達が「面白そう。やってみたい」と言い出した。よくよく考えたら、面白いしやれそうだねということになり、プロジェクトが立ち上がった。すごく、何気ない会話から始まったのに、そのゲイの子の夢をみんなで作っているという感じですごく楽しかった。また、自分自身のことも語ったことで、今までの考えが言語化された気がした。

体感としては、1時間ぐらいだったのに、気がついたら、4時間も話していたのだ。

すごく濃厚な1日だった。

明日は、スタバ本社。楽しみだ。

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