#11 Webスクーリング:「文章表現基礎」

「文芸入門」に続く、基礎的な科目「文章表現基礎」
「文芸入門」では、文芸表現に興味を持ち、表現したくなる欲求を刺激し、
「文章表現基礎」では、文章を書く上での考え方をさまざまな角度から学ぶことになっています。
 
講義で扱われた考え方は3つ。順番にご紹介していきます。
 
1. 「私たち」を書かない
集団の意見かのように表現してしまうと、文章表現が弱くなってしまう。
他人の言葉に頼るのではなく自分の言葉として表現し、書いた文章の責任は自分で持つ。
自分に責任のある文章を堂々と書く。
 
2.「つまらない」と書かない
秀でた書き手は、優れた読み手。優れた読み手になるには、よく読む。
好き嫌いをせず、たくさん読む。好きだけでは、読書体験が広がらない。
嫌いなもの、つまらないものをあえて批評することで、対象を味わい、おもしろいを発見できる。
 
3.「シンプル」に書かない
迷いながら書く。心のままに書く。
あえて読みやすく書かないことで、緊迫感や臨場感が伝わることがある。
結論を安易に導かず、思考の変遷を言葉にすることが、読者をひきつけることがある。
 
 
――さて、ここまでの内容、お気づきだろうか?
情報として「へー」や「なるほど」と感じることはあるかもしれませんが、
読者を惹きつける文章には決してなっていません。
 
そりゃ、そう!自分の言葉で表現していないんだから!
講義とまったく逆のこと、やってるんだもの!
 
文章に躍動感はないの、自覚しています…
惹きつける文章じゃないことも、理解しています…
自分の言葉で表現するの、難しいんだって…

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