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【日常・仕事でも使えるIT用語解説コラム】本日のテーマ: 「サーバー その2」


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【日常・仕事でも使えるIT用語解説コラム】
本日のテーマ: 「サーバー その2」
前回は前提となる、サーバーの構成要素や仕組みについて解説を行いました。

今回は、私たちが普段から使っているWebに関する解説を行ってまいります。主にWebサーバー/APサーバー/DBサーバーは実際にどのような処理を行い、ユーザーに対して最終的なレスポンスを返しているのでしょうか?

▼Web三層構造▼
ポイントとしては、下記の通りとなります。

・Webサーバ:HTMLやCSSなどの静的コンテンツをクライアントに返す。リクエストされたページが動的コンテンツを含む場合、APサーバに処理をリクエストし、APサーバから返ってきた処理結果をWebブラウザに返す。

・APサーバ:Webサーバからのリクエストを、Ruby/Java/PHPなどの言語を実行して処理する。例えば、Ruby on Railsでアプリケーション作成した場合、APサーバがRailsを実行し、MVCに基づいて処理を行う。加えて、必要に応じDBサーバにデータを要求する。

・DBサーバ:データの保存・更新・引き出し(抽出)・を行い、要求されたデータをAPサーバに返す。
これらの処理を経て、ユーザーのリクエストがWebブラウザへと返ります。


▼仮想サーバーと物理サーバーは何が違うの?▼
実際に、PCやスマホ端末等を使用する際に、物理的なサーバーではなくクラウド(仮想サーバー)を利用することの方が多いかと思います。
例えばAWSを使用するなら、EC2というAWSの仮想サーバに、先ほどのWebサーバやAPサーバ、DBサーバを構築する、といった具合です。

「仮想サーバ」と言ってもイメージがつきにくいので、構成要素を図式化してみましょう。

※画像参照※


物理サーバの場合、ハードウェア1台に対し1つのサーバを構築するのが基本です。
これに対し、仮想サーバーはハードウェア1台に対し、複数構築できます。

例えば、Webサーバー/APサーバー/DBサーバーを立てるとして、物理サーバーなら3つのハードウェアが必要なところ、仮想サーバーを利用するなら1つの物理ハードウェアの上にそれらを構築することができる、ということです。
なお、仮想サーバの場合も、やはりOSやミドルウェアをインストールしないと、ただの「箱」に過ぎず、これらをインストールして初めてWebサーバーやAPサーバーとしての機能をそれぞれ持つことができます。




今回、ITに抵抗のある方向けに、IT用語の「サーバー」に関して、記述をさせていただきました。

引き続き、よろしくお願いいたします。


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