「思い込む力」が研究には必要

このフレーズは落合陽一さんの「半歩先を読む思考法」という本に出てくる。この本のタイトルからは胡散臭い自己啓発本のような匂いがプンプンするが、実際の内容は落合さんのNoteをまとめたものなのでエッセイに近い。

一時期自己啓発本を読むことにハマった時期もあったが、それらに書かれていることはどれも似たり寄ったりで抽象的であった。ある時私は考えた。「本当に重要なことは自分の経験の中から自己啓発本に書かれているような教訓の価値を再認識することだ」その瞬間から自己啓発本を読むのは辞めた。

さて、「思い込む力」について考えていきたい。というよりも本書に書かれていたことをなぞろう。根拠のない自信を抱いて動き始めて、それを根拠に変えていく力。自分の仮説に対して絶対的な自信を持ち続ける。その仮説をあらゆる角度から検証する。

自分の強みはこの「思い込む力」なのかもしれない。昔から根拠のない自信を持って生きてきた。頑固で自分の考えが正しいかどうかを確かめなければ気が済まない性格だ。実際に行動に移して答え合わせをする。失敗を繰り返す度に一歩ずつ成長してきた。

人生、生き方についても研究的視点を持ってきたように感じる。自分の幸福を最大化するためのルートを常に探し続けている。私は人生という答えのないものに対しても、自分にとっての正解を見つけたい、見つけなければ気が済まない。だからこそ、家族を始め周囲の人からは考えすぎだよ、と言われることが多くあるのだろう。人生設計は最も面白い研究対象だ。その研究成果をいつか論文(エッセイ)にまとめたい。そんな野望も実はある。


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