海外営業としての通訳経験とその準備記録 10

これまで、海外営業としての通訳経験と、それに対して私がどのように準備を進めてきたのかについて綴ってきた。

どの案件に関しても言える事なのだか、どれだけ慣れた製品の説明の出張であっても、毎回これまでに自分が書き溜めてきた単語帳、表現帳を再度復習し臨んだ。どれだけ緊張しても、どれだけ酔っ払っても話せるように…。先入観、固定概念にとらわれる事なく、もっと良い言い回し、単語はないか?を常に追求した。

間違えて覚えているものもあるかもしれない…、相手の反応にも注意を払いながら、軌道修正をかける。通じなければ、相手がどう表現しているのかを会話やメールから学ぶ。

こんな地道な旅を続け、もう10年以上経つ。こんなに長い間、海外営業という仕事を続けるとは思わなかった。

ここ2年ほどは残念ながら海外出張に行けない日々が続いているが、今でも"準備"だけはし続けている。地道な準備をしておけば、急な依頼を受けても慌てる事なく対応できるから…。

"旅"は終わらない。

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