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銀シャリ亭と無印良品

新しいオフィスの近くは飲食店が多く、ランチも飲み屋もかなり充実している、福岡では例えば西中洲とか大名とか、飲食店が多いエリアがあるけど、この薬院〜平尾も負けずに多い。そんなこともあってこのシェアオフィスに入居いただいている方も含めて、Facebookを使ったランチ情報の共有が活発に行われている。食の楽しみがあるのは、本当に幸せだ。

それでも、どこか違うエリアで食事をして「この店が近くにあったら」と思うこともある。熊本で3店舗展開する「銀シャリ亭」だ。一言で言えば街の定食屋さんなんだけど、そのメニューの豊富さと安定感に惚れる。定食屋さんにおける安定感、って具体的なことは何も言えてない気もするけど、しかしこれが一番しっくりくる言葉。毎日でも食べたくなる「ごはん」を、いつでも、一定のクオリティで、納得の価格で、提供してもらえる。そんなイメージになるかな。

「これでいい」という価値

味がどう、とか、サービスがどう、とか、そういうことではなくて「これでいい」のちょっと上の感じ。もう15年くらい前になるかな(曖昧な記憶)、無印良品がまさに「これでいい」というコンセプトを打ち出した。

無印良品からのメッセージ「無印良品の未来」

正直なところ、こんなに消極的なことをこんな大きな企業があえて言うかと思って驚いて、その時の新聞30段広告は抜き取って今でも書棚のどこかで眠っている(どこかにはある)。でもよく考えると「これでいい」と思いながらの消費行動は日常で頻繁にあるし、似たようなマインドとして「この機能はなくてもいいんだけどな」とか「ここまでなくてもいいのに」みたいな瞬間は少なくない。

銀シャリ亭も「3つのあきない」をコンセプトにしているから、もしかしたら近い思想かもしれないけど、もしかしたらそう思われるのは不本意かもしれない。でもしかし、少なくとも私はかなり積極的に「これでいい!」と感じて、「あーオフィスの近くにあったらいいなー」と思うのである。
ちなみに、テッポウの煮込みがメインの「バン!バン!定食」は世界30億の煮込み好きに食べて欲しい一品、ということだけは申し添えておきます。

※参考資料
無印良品の「これでいい」ブランドコンセプト(BRANDING LAB)

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