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山都町の羊羹が美味しかったよという話

noteを毎日…というかほぼ毎日書いてきていて、この週末は全然手をつけられなかった。どうも体調が優れずに、終日ゆっくり過ごす羽目になった。しなければならないと思っていた連絡も、ろくにできずにいた。熱があったりなかったり、悪寒がしたり、特にお腹の調子が全然回復しなかったり、なんだかよくわからない症状が続いた。実は今も万全とは言えない。とは言え、自転車で通勤できるほどには戻っているんだけど。

書きたいことはあった。先週訪れた山都町で出会った「蘇陽名物 三河羊羹」。これがすこぶる美味しかった、という話だ。この羊羹は、小さなお店を営む女性が自ら小豆を炊いて作っている。なので「日持ちしないよ」という話を何度もされる。いわゆる日持ちされるための加工が何もされていない、ということらしい。

その販売方法も独特だ。小さな商店の前に「蘇陽名物 三河羊羹」という看板が出ているけど、店内を見回しても羊羹らしきものは見当たらない。女性に「羊羹はありますか」と聞くと「あるよ」的なことを言いながら、レジ台の奥のカーテンがかかった棚からまだ梱包されてきっていないそれを出してきて、包装してくれる。この秘密裏な感じ、やおら特別なものが手に入る期待感を高めるではないか。

「手作りだから」とか「何も余計なものが入ってないから」とか、そういうことが関係しているのかいないのか、それは全然わからないけど、いやこれはとても美味しい。特に少々食欲が落ちて弱った体には、この羊羹の甘さが効いた気がした。こういう他で入手できない美味しいものって、もちろんこれだけではないはず。そしてこういうものに出会える喜びって他では味わいにくいものだし、これからまだまだ出会えるかもとか思うと、楽しみは尽きないな。

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