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誰と食事をするか

ちょっと大げさな話だけど、食事って「何を食べるか」ではなくて「誰と食べるか」にフォーカスしたいと思っていて、私にとってそれが幸せの指標の一つのようなものであると思っている。その一回一回に意味なんてなくてよくて、ただ一緒に食事をしたい人と、出来るだけたくさん食事をともにできれば、もう幸せだなと思う。それは何もいろんな人と食事をしたいとかいうことでは全然なくて、毎日家族で食事するとかいうことも含めて「誰と食事をするか」を大事にしようと思っている。いろんな人と食事をしてもいいんだけど。

最近、お昼ご飯に自分でお弁当を作っていたんだけどなんだか猛烈に飽きて、とにかく一旦やめた。やめてどうするつもりも考えていなかったんだけども、偶然というかたまたまというか、今までほとんど食事を一緒にしたことがなかった方と食事をする機会が立て続いて思いがけない話になったりして、すごく楽しかった。そういえば昨晩も以前一緒に働いたけどもう何年も会ってなかった方と食事ができた。色々と面白い話が聞けたし、美味しいお店だったけど、それよりも一緒に時間を過ごせたことの価値を感じる。別に面白い話がなくたっていい。

Facebookにtikiのカレーの写真を毎週のように投稿していると「一緒にtiki行きましょう」というお話をいただくようになった。このお誘いがすごく嬉しいところは「美味しそうだったから行ってきました、美味しかったです!」とかではなくて、「一緒に行きましょう」になっているところ。他に用事もなくてとりあえずは「一緒にtikiでカレーを食べる」、一緒に時間を過ごすこと自体が目的になってるのはすごくいいし、実際のところすごく楽しかった。一緒にお酒を飲むのも楽しいけど、お酒がなくても変わらず楽しい。tikiに行くのは美味しいからなんだけど、美味しいお店にはこんな副産物があるんだな。ますますお客さんが増えるはずだ。

でもたぶん本当は、大切な人と一緒に食事をするんだったらそんなに美味しいものでなくても楽しい。もちろん美味しいに越したことはないけど、美味しくなくても楽しいものは楽しいんだよな、これイマイチーとか言いながら。

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