モンハンを200時間プレイして、ガチ涙目になりながら学んだこと。
ゲーム「モンスターハンターライズ」のアップデート第2弾が配信され、モンハン界隈がまたまた盛り上がっている今日この頃、ライズから始めた新規勢のわたしもプレイ時間が200時間を越えました。
過去作から何千時間とやっている猛者たちとは比べるべくもないですが、わたしのゲーム履歴からするとこのプレイ時間はかなりハマっている感じです。
まさかほぼストーリーのないゲームにこれだけハマるとは思いませんでした。いや、ストーリーがないからこそこれだけハマったのです。
「生きるために狩猟し、食べ、装備を強化し、また狩猟へ」という、原始時代を思わせるようなシンプルな暮らしの心地よさ。
限られた言葉を登録しておき、狩猟というたった数分間のみで行われるコミュニケーション。この「全然キャッチボールは出来ないけど、1往復できたら嬉しい」という小さな満足感。
https://note.com/keitorakku/n/ne0853a5f28c1
↑この記事でも書いたように、一期一会の謎の人物たちに「一期一会、感謝!」とスタンプを送りつつシンプルな狩猟を繰り返すという時間を楽しんでいました。
さて、それにも慣れ片手間に護石周回(いい装備を手に入れるためにひたすら狩りをすること)を繰り返すのにも飽き、それまでひとりで見知らぬ誰かとマルチプレイ、いわゆる「野良マルチ」というプレイスタイルだったのを、
「ソロでやってみたらどれくらいむずいんやろか?」
ということで、今まで4人がかりで倒していたモンスター達をソロ攻略しはじめました。
YouTubeには「ラスボス4分で討伐!」みたいな動画がいっぱいあがっています。それはめちゃくちゃうまい人ですが、まぁモンハンに慣れた人なら十数分もあればクリアできるかなーっていう雰囲気。
わたしがやってみたところ、3時間かかりました。
モンハンは死にゲーでした。(わたしにとって)
あれ、SEKIRO買ったんとちゃうんやぞ。
これでも200時間やったんやぞ。
泣きそうでした。
たかがゲームとお思いの方もいるかもしれませんが、わたしはそのとき思ってしまいました。
ただダラダラと時間だけ重ねても技術はうまくならない。
わたしは、目の前の敵をよく見、よく分析し、戦略を立て、練習し、それを反復して進んでいくといく楽しみ方を全くしなかった。ただただボタンをぽちぽちしていた。
そう、不安定なこころを停止させるのに使っていた。脳死で簡単に報酬系を刺激させるのに最適だったからハマっていたんだ。
自分だけ被弾しまくり、回復をガブ飲みしていても、気付けば倒せていることに、なんら疑問や引っ掛かりを抱かなかったんだ。
ただのゲームにストレスフルになり悔しさで泣きそうになり、自分の能力を否定されている気になっているわたしはどんだけメンタル弱いんだ。
てかこれがわたしの悪癖なんだ。なんとなくできたらそこから追求しない。自分が下手だと知るとそれ以上頑張って乗り越えようとしない。ストレスからとにかく逃げる。
モンハンにスローライフ的な癒しを得ていたのに、モンハンに自分の甘さを露呈されてしまいました。
いや、ほんとにショックだったんです。200時間、わたしは成長を放棄してたんだなって。
でも、脳内の自分が言います。
「いやいや、YouTubeとかのすごい人とかと比べるのは違うし、てか楽しくゲームしてたのに人と比べだすのは違うよ」
「楽しい時間を過ごせればいいんだよ。成長したければ昨日の自分にちょっと勝てればいいんだよ」
もっともな言葉はいくらでも浮かんできます。そうですね、いまはYouTubeでいとも簡単に最上級レベルを目の当たりにできてしまいますからね。それと比べて何もせず自己嫌悪とかただのアホ。
でも違います。
モンハンを通して、自分がこれまで、なぜ「これをうまくなろう!」と思ってそれが続かないかがわかってしまったのです。
ラスボスの先にももっと強いモンスターが何匹かいます。テオ・テスカトルを倒すのには4時間かかりました。
たかがゲーム、むしろそんなゲームやる時間があるならもっと自分を成長させるモンはあるだろ、という脳内の自分に、
いや、ここでこいつを諦めたら、ゲームという「お手軽で、楽しくて、ちょっと頑張れば報酬系をガンガン刺激してくれるシステム」にさえつまづいたら、わたしは今後全てのことに立ち向かえなくなりそうなんだ、
と返事をし、諦めずに討伐しました。
4時間。同じ武器でYouTubeには3分で討伐してる動画があがっています。
「人と比べない」って、幸せでいるためのかなり重要な要件だとわかっていますが、「比べない」というよりは、「つい比べたとしても変わらず自分に自信が持てている」ほうが現実的です。比べないって何度も自分に言い聞かても、つい比べているわたしが今もここにいるからです。
「こんな自分はいやだなー」と思う自分がそこに居座る限り、つい比べた瞬間のダメージはきっと避けられない。
それは、相手と自分との力量の差、ではなく、相手を鏡にして映ったものが、何が見えたか?ということ。
「差」じゃなくて、浮き彫りになった絶対値にショックを受けるのです。
やっぱり、自分の嫌いな自分はそのままにしとくと身体に毒ですね。
「こんな自分でもいいんだ」か、「そうじゃない自分に変わる」か。
どっちでもいいけど、どちらかを選んでそこに向かって進まないと。
そんでね、第2弾アップデートで、またとんでもなく強いモンスターが追加されたわけですよ。
今日、またコテンパンにされながら、、ソロで数体クリアしましたよ。
ああああああ!!!と叫んだり拳でソファをバンバン叩いたりしましたよ。
マジで涙目になりながら「こんな攻撃どう避けんの?」と独り言を10回は言いましたよ。
まだ強敵は残っています。いまはちょっと、立ち向かう勇気がないです。
でも、200時間やって、学びをくれて、反省させてくれて、感謝してます。
もうちょっとしたら、ヌシ・ジンオウガに立ち向かいますよ。
だってモンハン楽しいもん!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
すみませんこんな記事で!!!!!!!!!!!!!!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?