実家にあった中学時代のプリクラ帳をみて。

実家を掃除していた時のことだ。

私の中学時代に作ってたプリクラ帳が出てきた。懐かしくて思わず作業する手が止まってしまう。気がついたら1時間経っていた。


今の時代、もうプリクラって古いのかな?私が学生だった頃は、プリクラを撮るのが楽しみの一つだったし、プリクラの落書きの上手さも大事だった。雑誌でも、上手な落書きの仕方や、可愛い文字の書き方、ポージングなどの特集が沢山あった。プリクラを上手く使いこなせる女子が、イマドキ女子だった。


私の中学時代のプリクラ帳をめくると、カラフルなペンやプリクラ、シールを駆使して、装飾していた。


今やそんな物とは無縁なので、わたしにもこんな過去があったのかと一人笑ってしまった。プリクラを見ていると、色んな子と楽しそうに笑顔で写っているわたしがいた。プリクラ帳に書いてある文章にも、「みんなで〜して超楽しかった」ということが、文章のテンションからも伝わってくる。


この時は集団で行動するのも苦じゃなかったし、楽しかった。でもいつからだろうか、集団行動が苦手になり、空気を読むことができなくなった。まあ、中学生の頃から少しズレてることもあったので、空気はうまく読めてなかったのかもしれないけれど、プリクラ帳から推察するに、今のわたしよりは空気を読めていたし、周りに溶け込めていたはずだ。


大人になって、人との付き合い方が大きく変わったなと実感する。今の私の方が集団とうまくやっていけてないし、正直苦しいこともある。だけれどその分、一対一の付き合いを大切にするようになった。仲良くさせてもらってる人には、私の全てを曝け出している。そして、アドバイスをもらっている。最近はそういう関係が心地よく、本当にありがたいと思う。大きく凹むことがあっても、私にはそういう存在があるから大丈夫、なんとかやっていけるはずだと思えるようになった。


そう思えるようになるまでは、無理してでも集団に溶け込もうとしていたが、ある時、無理なものは無理だと思っている自分がいた。無理しないで向き合って、私のそばに居てくれる人を大事にしよう、そういう生き方もあるよね。