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お互いに自己開示することで支え合う

私はあまり自分を開示しない。仲のいい友人にも、あまり深くは自己開示をしない傾向がある。しない、というより出来ないのかもしれない。

だが、一人だけ例外の友人がいる。その友人は私の相談相手であり、行き詰まった時や悩みを抱えた時、私は全てをその友人に話す。友人はその話を聞いてアドバイスをくれる、そんな関係だ。親より私のことを知っている存在。

その友人と他の友人との差は何か。それは、「目的がある」ということだ。何でも話せる友人にも、アドバイスを求めていない時、私はあまり自分のことを話さない。つまり、私が自己開示をするのはアドバイスが欲しい時。普段は人の話を聞く方が好きで、聞き役になることが多い。

だが、最近、他の友人にも自己開示をする出来事があった。一人にか話した事の無かったことを、その友人に話した。それは何故か。それは、その友人が話していた悩みを私が過去に経験していたからだ。その友人の話を聞いて、私はその過去のことを思い出していた。そして気がついたら友人に話し始めていた。

別に友人を励まそうと思った訳ではない。だが、私が友人だったらどういう話をしてもらえれば嬉しいかを考えたら、経験を話してもらえた方が私は嬉しいと思ったからだ。「あぁ、私だけではないんだ」と思えるだけで、心は軽くなる。アドバイスもいいけれど、そうやってお互いの経験を共有するのも、友人として互いを支える方法の一つなのではないだろうか。