賞味期限が切れたクリームチーズを見て感じること

休日の朝は食パンを食べる。食パンに塗るのはバターではなく、クリームチーズ。クリームチーズに蜂蜜をかけるだけで、生きててよかった〜と幸せに包まれる。


だが、ここ1ヶ月ほど何故か食パンを食べる機会がなく、その間クリームチーズを手に取ることは無かった。冷蔵庫の奥底に追いやられていた。


だが今日、無性に食パンが食べたくなってパンをトースターでこんがり焼き、クリームチーズとママレードも食卓にセットする。久しぶりの食パンに心躍らせてクリームチーズを手に取った。


中身を見た瞬間、本能的なものからか、何か違和感を感じる。見た目も匂いも大きな変化は無いのだが、何となく嫌な予感があるのだ。


パッケージを見ると案の定、賞味期限が1ヶ月切れていた。心踊っていた私の心は落胆に包まれる。だが、それと同時に月日の経つ早さをひしひしと感じる。つい最近買ったばかりなのに。


そのクリームチーズを買った時は、賞味期限が3ヶ月先だから食べきれるだろうと高を括るっていた。3ヶ月先なんて、少し先の未来だし、十分時間があるように感じる。


だが、3ヶ月経って振り返るとあっという間だ。ぼーっとしている間にクリームチーズは賞味期限を迎える。3ヶ月は十分長い時間だと思っていたのに。私はこの3ヶ月何をしていたんだろうか、と若干不安な気持ちにも包まれる。