自分にとって普通の1日でも、誰かにとって特別な日。

私はプライベートではグーグルカレンダーを使っている。とても便利で重宝している。


電話帳とも同期させているため、電話帳に登録されている誰かの誕生日も表示される。設定で表示させないようにもできるようだが、面倒くさがりな私はそのままにしている。

そのため、一日のスケジュールの一番上の欄に、「〇〇さんの誕生日」と表示される。

昔まだケータイが主流だった時に、せっせと友人のメールアドレスや電話番号を登録していた。その際に、一緒に誕生日も登録していたようだ。


今日グーグルカレンダーを開いたら、もう何年も連絡を取っていない友人の名前が表示され、とても懐かしい気持ちになった。その友人の顔を思い出すと、自然と遠い過去のいろんな場面も引き出される。

記憶って不思議だ。普段は思い出すことが無いのに、何か一つのきっかけで芋づる式に記憶が蘇ってくる。


アラサーになると、懐かしいという気持ちは快感に変わる。懐かしい名前を見聞きするだけで、テンションが上がるのだ。

それと同時に、私にとって普通の1日だったのが、彩りが加わった気分になった。

私にとって今日という1日は普通の1日。でも、その友人にとっては誕生日であり、一年の中でも特別な意味を持つ日なのだ。毎日が誰かにとっての特別な日なんだなぁと思う。

自分の誕生日だけでなく、自分の大切な人の誕生日も特別な日になるし、新天地で何かをスタートさせるのも、特別な一日となる。

もうその人とは数年以上連絡とってないし、その人の誕生日を祝うことは無いと思う。でも、今日が誰かにとっての特別な日なんだと思えるだけで、何だか今日という1日に彩りが加わる気がする。