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やってよかった、と今は思います

結婚式は、当初するつもりはありませんでした。
理由は、私も夫も「面倒くさいから」です。
家族からはどちらも歓迎されてたし、祝ってもらうのもこっ恥ずかしいし、招待される人も忙しいだろうとか、色々。
でも「家族だけでもやったら」と私の妹から言われたことがきっかけで、夫と相談の上、海外で家族だけの挙式をしました。
ただ、小さいドタバタがいくつもありました。

1.父が倒れた

夫が結婚の挨拶に来た翌週、父が会社で倒れました。心室細動で、救命救急センターに1か月、一般病棟にほぼ1か月入院しました。
倒れた直後に執刀医から受けた説明は、「倒れてから処置に入るまでの時間が長かったので、普通の生活に戻れる保証はない」というものでした。2か月後には自分で歩いて家に戻れました。多分かなり奇跡だったと思います。
父のことは、勿論夫にも連絡しました。
私の頭の中は結婚のことは吹っ飛んで、父の心配ばかりしてました。
なのに、なぜか予定通り結婚式(海外挙式なので旅券やホテルの手配含めて)の準備を進めてました(笑)。そしてそれに対し、母も妹も「止めて」とは言わなかった。何故だろう(笑)
しかし半年後、予定通り父込みで式を挙げることが出来ました。

2.1か月前に挙式日変更

直前と言ってもいい1か月前に、夫のお兄さんが転勤になってしまいました。
転勤直後に弟の結婚式参列で何日も休めない、ということで、当初平日を予定していた挙式日を土日に変更して欲しいと連絡がありました。
J〇Bに相談したところ、式場を変更すれば可能とのことで、2日間ずらしました。

3.式当日にケンカ

まだうつ病になる前、発達障害が発覚する前だったのですが、結婚式のストレスか緊張がピークに達していた夫と私が、式が終わった後にケンカ(笑)
発端は、ホテルのテラスでのんびり海を見ていた時、岬の突端に見えた教会を指さした夫が
「あっちの教会が良かったなぁ」
とポツリ。
その教会は、実は最初に選んだ式場。でもお義兄さんの予定に合わせて日程変更したので、今回の式場に変更になったのです。
そこで私がブチッ(怒)
疲れと緊張から解放された安堵もあって、教会関係ないことまでたくさん言い合いになった末に、夫がタバコだけ持って部屋を飛び出しました。私もムカついてたので放置。
1時間後、普通に部屋をピンポン押して帰ってきました。


それ以外にも、父の親友が強制参加してきたり、式当日の夕食の会場を、夫が色々考えていたのスルーして義父が決めて取り仕切ったこととか、海がナマコだらけで遠浅すぎて全然遊べなかったとか、色々ありました。
背が高いから目立つのか、二人で観光してると「カメラのシャッター押してください」とか、「〇〇へはどうやって行けばいいですか?」とか、すれ違う他の日本人旅行客に、夫がしょっちゅう呼び止められたり。
帰りの空港のイミグレーションで夫婦だと伝えたら、係員に
「絶対違う、お前たちは夫婦じゃない、兄妹だ」
と決めつけられたり。何故だ(笑)

しかしこの1年後、母のガンが見つかったり、夫がうつ病になったりと、嬉しくない出来事が立て続きました。
皆が元気で(父はギリセーフ状態w)撮影出来た記念写真は、今の私の宝物です。
最初は、J〇Bの方に「花嫁さんの好きにしていいんですよ!」と言われ困り果てていたのですが、今ではやってよかったな、と思っています。

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