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紙選び - 万事休す

前回、CLP二段の課題「八丈オクラ」について、「仕上がった作品には、透明感や美しいクリーム色は消え失せ、枯れかけて色あせた花弁のように見えたのです。」と書きました。

原因は、なんと周囲の緑色の影響でした。

仕方なくタントN60に差し替えて、花弁の黄色がはっきりするように変更してみました。すると想定どおり、黄色が濃すぎて、八丈オクラの美しさにはとうてい及びませんでした。


万事休すです!!

「この花弁の色はもう諦めるしかない」そう思いますか?

まだ、試していませんが、いくつか対策が考えられます。

それは、タントN60の濃すぎた黄色の上に実物に近い色のタントP60を重ねることです。

これによって、枯れかけて色あせた茶色のように見えた花弁の色は、下の黄色を反映して輝きを増すかもしれません。

あるいは、タントP60を2枚重ねて使用することで色の主張を強めると、少しは発色が良く見えるかもしれません。


もうひとつの方法は、次回にしましょう。


たくさんのCLPの課題を彫ってみると、他にも2~3点紙の変更をしなければならない選択ミスがありました。

では続きはまた次回ということで!
林 敬三

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