見出し画像

飼い猫のシマ

こんんちは。継続支援セコンドのメンバーA.Hです。
写真のネコは小樽の観光地の「かわいい猫の店」という所のネコで本文とは関係ありません。失礼いたしました。

家で飼っていた猫が20才10か月で天国へと旅立ちました。名前はシマと申します。シマは元野良猫で小さいときに家にやってきました。飼いはじめたときは飼いかたが分からず、シマがお腹がすいてもエサのやり方もどうやっていいのかわかりませんでした。シマは最初食パンをかじっていましたが、よっぽどお腹がすいていたようでした。ホームセンターで猫の餌(カリカリ)を買ってきてあげていました。シマはカリカリに慣れてきたようでそれからは食パンをかじることはなくなりました。

シマはメスで発情期も来て一晩中鳴いていましたが、私たちはうるさくても我慢していました。避妊手術をすれば発情期も来ないけれど、体重が軽いので手術が出来るようになるまでしばら待っていました。
1年以上待ちました。やっと手術できる体重になって手術しまして、それ以来うるさく鳴くことはなくなりました。

飼いはじめたころはとにかくかわいくて、首輪に鈴をいっぱいつけたりしてすぐに家の猫だとわかるようにしていました。シマが近所に行っても見えなくても鈴の音だけでわかり、家に連れて行きました。
隣の家にも行っていたようでしたが、隣の人にもかわいがってくれたようです。隣のベランダから出てくるのを見たこともありました。隣の人はもう亡くなりました。

私はシマはかわいいと思っていましたが、猫アレルギーだったのでしばらく風邪を引いたような感じで、病院から出た薬を1年以上飲み続けました。一向に症状はよくなりませんでしたが、内科から耳鼻科に変えたら薬で猫アレルギーが治りそれからはシマを抱っこしたりしてかわいがりました。

シマは木に登りました。枯れたモミジの木が裏にあって、その木に爪を立てて勢いよく登りました。やっぱり猫だから高いところが好きで、棚の1番高いところでまるくなって寝ていました。シマの寝ている所だけ埃がなくきれいになっていました。棚から降りるときは人間の伸長より高いところからまっすぐ床に降りていました。着地しても足にけがはありませんでした。テレビの上も好きでくつろいでいました。ブラウン管のテレビは奥行きがあるので上がれましたが、液晶に変わってからは1回だけ上がろうとして失敗してそれ以来テレビの上に上がることはありませんでした。

私の部屋は2階にあって、夏になると窓を開け涼んでいましたが、気が付いたらシマが来ていてシマは外の風景を眺めていました。いつも窓を開けるといつの間にか来ていましたがなんで窓を開けたのが分かるのか不思議で、猫の能力に驚かせられました。景色を見てしばらくするといなくなり1階に帰っていきました。

シマは抱っこされるのが嫌いでしたが、抱っこして鏡の前に連れて行き、「シマは猫なんだよ」「人間じゃないんだよ」と意地悪をしていまして、いま考えるとやらない方が良かったと思いました。

しばらく、1匹だけでしたのでシマを邪魔する猫はいませんでしたが、もう1匹連れてきたころは、シマはビックリしたようで、しばらく隠れていました。呼んでも出てきませんでした。もう1匹はシロというのですが、シロのそばに連れてきても、すぐ逃げまして、どうやっていいのかわかりませんでしたが、シマが慣れるまで1年以上かかりました。慣れてからはシロと追いかけっこをして仲良くしていました。シロのほうが大きいのでリーチも長いんですが、シマのネコパンチは速く、シマのほうが喧嘩は強かったです。

シロの毛は白いので抜け毛が目立ち掃除機をかけるとシロの毛でいっぱいになりますが、シマの毛は黒っぽいので目立ちません。抜け毛が少なかったかもしれません。シロとケンカしたときはシマの抜け毛が床に残っていたことがありましたが、それぐらいだけでしたでしょうか。
しばらく病院にお世話になることもなく元気に暮らしていました。19才のときから後ろ足の片方が膨らんできて、なんか変だなと思いまして病院に連れて行きました。足だけ切断する方法もあったようですが、高齢なので手術はしませんでした。だんだんと大きく膨らんできまして、病院からも薬を出してもらい飲ませると元気になるので、薬は欠かさず飲ませました。食欲がなくなってマグロも食べなくなり、ツナ缶ぐらいしか食べませんでした。薬も飲まなくなり、最後の一週間は水だけで生きていました。3月5日シマは亡くなりました。

シマの21才の誕生日まで生きてくれるのかと、願っていました。でも、死んでしましました。かわいそうだったです。ずいぶん長生きしてくれました。「たま駅長」の年齢を超えたあたりから、シマに「たま駅長より長生きしてるからシマちゃん偉いは」と言って励ましていました。十分親孝行してくれました。

色々とシマちゃんの思いではありますが、あの世で会えるのを楽しみにしています。(A.H)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?