最新刊『みんなで豊かになる社会はどうすれば実現するのか?』のnote先行公開

●ごあいさつ

前から倉本圭造の活動を見ててくれた人にはものすごいお久しぶりなんですが、今度5年ぶりの新刊が出ます。長い間お待たせしただけあって自分にとっての「全部」をとにかく込めることができた作品になったと思っています。


ただ、出版社のスケジュールの関係から本番の商業出版は来年2020年1月になりそうなんですよね。


全力を尽くしきった!原稿が世に出るまで時間がかかりすぎて手持ち無沙汰になってしまったので、出版社の了承を得て、noteで原稿それ自体を先行公開しようと思っています。図などもちゃんと貼ってあります。海外在住の方で私の本は興味あるけど買えてなかったという人もnoteだと読みやすいと思いますし。


タイトルは、


「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?

で、ド直球なタイトルですが、「こうだったらいいよね」的にフワッとした話だけで終わらず、経済の現場感と意識高い系の議論をクロスオーバーさせながら、おもしろく、かつ今の社会にとって意味のある話ができたと思っています。

noteは単行本として出版されるサイズの原稿をそのまま読むのはちょっとツライ形式なので、各章ごとにバラバラにアップします。全部で5章+あとがき+(来年1月の本番の出版ではカットされるまぼろしのあとがき)の7つのnoteがあり、それぞれバラ売りで300円ずつ合計2100円の設定にしますが、できればまとめて本一冊分になる「マガジン」形式で1300円で買っていただければと思います。

このマガジン形式の価格は、本番出版の本を出してくれる出版社との利益相反的な問題から今後来年1月に向けて段階的に値上げしていくと思います(既に一度値上げしました)ので、今忙しいけどあとで読もう・・・と思っておられる方も目についたタイミングでとりあえず購入しておいていただけるとオトクかと思われます。現在の価格1300円は本出版の時の価格よりまだ低いだろうと思いますし。

以下、本の内容についてざっとしたご紹介と私自身についての簡単な自己紹介をします。


●誰も否定できない理想の「みんなで豊かになる社会」はなぜ実現していないのか?

今の社会は、昔と違って「当然だと思う価値観」が全然違ういろんな立場同士がぶつかりあっている世界ですよね?同じ社会の中でも、そして国際的な関係においても。

「みんなで豊かになる社会」という単純明快な、相当多くの人が同意可能な目標がなぜ実現しないかについて単純化していうと、その「大きな目標」のレベルでは合意できても、それを具体的な行動に落とし込むにあたって全然違う立場同士の対立が果てしなく激化してしまい、罵り合い以外のあらゆる建設的なことが全然できなくなってしまうからです。

そういう状況下では、「そもそも相手は違う”正義”を信奉して生きている」ということを理解した上で、単に延々罵り合いに発展させるのでなく「違う正義同士の間の適切なコミュニケーション」を取ることで具体的に物事を動かしてゆく「メタ正義感覚」と呼ばれるセンスが重要になってきます。

こういう「メタ正義」感覚を各人が持って社会を動かしていくことは、以下の3つの視点から重要なんですね。

1まずは、たとえば「脱原発」とか「再分配強化」といったような「政治的課題」において、違う立場同士の果てしない罵り合いに陥らずに現実的な施策に常に社会的に落とし込んでいくプロセスを社会の中に確保すること。

2つぎに、経済活動の具体的な現場において、単に「あいつらはわかってねえ」「あいつらは自分のことしか考えてねえ」的な罵り合いに陥らずに「お互いの違い」を活かし合うような連携を具現化していくことで、日本という国全体で「自分たちらしさを最大限活かす自分軸ビジネスをしかけていくこと。それによって「普通の人の中にある今は無視されているトクベツさ」を活かし、それぞれバラバラに試みられているチャレンジが点と点が繋がって線になるような連動性を確立していくこと。

3最後に日常的な生活のレベルにおいて、自分と考え方が違う他人を必死にSNSで罵って快哉を叫ぶだけで結局なんの解決にもならないから騒ぎになってしまっている悲劇を超えて、目の前に生きている他人との間の自然な関係にまで「メタ正義感覚」が自然に応用され、お互いの違いを活かしあった「生き方」ができるようになっていくこと。

「メタ正義感覚」とか言うのを「各人が努力して身につけよう」という本ではなくて、経済や社会の現状から考えて、「罵り合いの果てしない先鋭化の先に、自然にこういう連携が生まれてくるような不可避な革命プロセス」が具現化するように持っていこうという話にできていると思います。


●「メタ正義感覚」は「議論」においてだけでなく「日常レベル」で常に働く感覚

そしてこういう「メタ正義感覚」が身体化していくということは、「政治的議論」のレベルでも「日常的コミュニケーション」のレベルでも「一階建ての正義」同士が果てしなく罵り合いになっている状況自体が「そもそもおかしい」「最初のところでボタンをかけちがっている」「生理的にバカバカしすぎて参加する気になれない」ようになってくるということでもあります。

実際そういう感覚が満ちてくることで、仕事面だけでなく日常生活における奥さんとの関係みたいなベタなレベルでもいろんなことがうまくいくようになった私のクライアントの経営者もいる。

昔は「自分とは違う正義」を持った他人がいるということ自体が、目前30センチで怒鳴られているような「自分自身の存在をおびやかしてくる」体験だったのが、今は「まあまあお茶でも飲んで言いたいこと全部言ってくださいよ。それ全部聞いたからって自分の思う正義がダメになっちゃうわけでもないし、あなたの言うこと全部聞いたあと自分がどう感じているのかに興味があるんですよね」という「変わっていく自分」自身が自分そのものになっていく・・・ことによって、日常生活における普通な対話のレベルですら、いちいちガチンコにお互いを罵り合ったりする必要自体がそもそもなくなっていくんですよね。

政治的な立場の先鋭化自体が自己目的化してしまって菜食主義者が肉屋さんを襲撃してしまうような欧米文明の行き止まりにおいて、彼ら欧米人が描いた理想の「本当の良さ」を活かすためにこそ、むしろ欧米文明全体を徹底的に相対化し、「本来あるべき世界はどうだったのか」について、経済の現場レベルの話とちょっと哲学風の欧米的論理をいったり来たりすることで描くことができたと思っています。

こういう話を、「政治的に大きな議論」と「具体的な経済経営の運営レベルの意思決定の話」と「日常的なコミュニケーションのレベル」を何度も往復しながら、徹底した議論をすることで、日本が本来の良さを活かした「あたらしい文明の提示」をするところまでいければ、日本という国が経済的に繁栄する手立てはいくらでもあるでしょうし、逆に今「日本の本来的な良さ」をグローバリズムから守るために必要になっている、ありとあらゆる強権的なもの(アベ政権とか女性に対する抑圧とか全体主義的な自己規制とか・・・)を本当の意味で克服することが可能になるでしょう。


●今「トクベツ」だと思われてない人の「トクベツさ」を活かしていく

特に、こういう「コミュニケーションがメタ正義化」することの最も大きな影響は、政治的課題レベルのことが罵り合いに陥らずに必要な意思決定が行われるということももちろんありますが、「今は活躍しづらい状況に置かれている人たち」がちゃんとその「本来持っていたトクベツさ」を活かして活躍できるようになることが大きいです。

もちろん政府による再分配を強化していく取り組みにも「メタ正義感覚」は不可欠ですが、しかし経済的に「活躍」できるのがほんの一部の特殊なタイプの人間だけだ・・・という状況のままでは、さすがに「みんなで豊かになる社会」は実現できないでしょうからね。

(あとで自己紹介をちゃんとしますが、私は経営コンサルタント業のかたわら「個人」相手に「文通」形式でコーチング的な仕事もやってるんですが、)私の「文通」のクライアントさんで、元小学校の先生の女性がいて、今は自宅ではじめた塾がキャンセル待ちでいっぱいになり、熱だして学校休んだ子が塾だけは行く!と泣くぐらいの盛況になっているんですね。来てる生徒の成績も、落ちこぼれを出さずにみんなで一緒にどんどん上がっていっているらしい。

その女性は小学校の先生を、「私の理想の教育と違う!」ということで辞めてしまい、ご実家の自営業を手伝いながら私との文通を始めたんですが、私は彼女にそんな大人気の塾を作り上げる力があるとは正直思っていませんでした。なんというか、そういう「今の時代成功しそうなタイプ」じゃない感じがしたというか・・・いや偏見で申し訳ないんですが。

ユーチューブにも授業動画をアップしたりしてたんですが、それは全然話題にもなっておらず、ブログとかも大して話題にもなっておらず、あんまりそういう「今の時代に凄い活躍しそう」な、いわゆる「インスタ映え」的にひと目見てキャッチーな人気を得るタイプじゃないことは確かでした。

私は彼女との文通を始めたころ、まあ実家の自営業があるみたいだし、そこで新しい役割を見つけていければいいんじゃないかと内心思っており、実際にその岐路にある老舗の自営業のあり方を改革していくような仕事も結構成果をあげていったんですが、その後満を持して自宅で始めた塾はもう想像を超える成功になりました。

私が文通でやっていたのは、いつもどおり単に聞き役になって彼女のほんとうにやりたいと思っていることをエンパワーし続けていただけですけど、単に「売る」ために「”今の普通”のあり方を攻撃すること自体がコンテンツ」みたいにならなかったのが良かったんじゃないかと思っています。

なにか自分が本当に良いと信じることをやる時に、「普通のなにか」をディスりまくる必要は全然ないし、そういうことをすればするほどその行為は「ほんとうに必要なこと」に集中することから離れていく。

考え方が違う他人」との「正義同士のマウンティング争い」にせずに、「違いを活かした役割分担」として捉えることで、人間はそれぞれが持っている「ほんとうのトクベツさ」にちゃんと向き合うことが可能になるわけです。

そういうのって、今は「罵り合い」に社会が費やしているリソースが大きすぎて、なにかあたらしいものをはじめるにしても「今あるもの」をディスりまくって注目を集めて・・・みたいなところに人々の注意を引きつけすぎているために、なかなか実現しづらくなっているんですよね。

「罵り合いに費やされているリソース」が、徐々に「ほんとうに必要なこと」に振り向けられるようになっていけば、今は全然「トクベツ」だと思われないタイプの人の奥底にある「ほんとうのトクベツさ」を、ちゃんと経済に還流していけるようになると、私はいろんなクライアントとの関係からこの4−5年で確信するようになってきています。


●巨大IT企業たちが「正義のヒーロー」から滑り落ちていく時代の「次のヒーロー像」を日本が描いていく

こういう話のもう少しマクロな他の例としては、これは別に私のクライアントでも知り合いでもないですが、最近「キャディ株式会社」っていうベンチャーが凄い成長してるんですよね。

ここは元マッキンゼーの人が起業して社長になっていて、元アップルのエンジニアさんが技術面の責任者という、なんかビジネス書的には「ピカピカの経歴(笑)」みたいなお二人が作ったとこなんですが、結構前になんかの記事で読んだ瞬間「すげええええ」ってなって椅子から転げ落ちそうになりました。

最先端の人工知能技術を使っていながら、オールドタイプの板金加工業の従事者たちを否定しにかかることなく本質的な問題を解決するビジネスになっていて、かつメチャクチャ成長してる。内容が一般消費者向けじゃないので今のところの知名度は高くないですが、私のクライアントの中小メーカーの経営者も、「こんなスゴイ人ほんとにいるんですねえ」とかシミジミ言ってました。

今の時代、「GAFA(グーグル・アマゾン・フェイスブック・アップル)」的巨大IT企業が世界のヒーローからむしろ悪役に滑り落ち、社会の安定を破壊する問題児扱いをされるように徐々になってきているわけですが、日本においてこういう「古いとされている社会の中間集団を破壊(ディスラプト)しない」、むしろ「徹底して力を与える(エンパワー)」することで、結果として社会全体の構造を大きく変えていく軸になるビジネスが育ちつつあるのは大きな希望だと思います。

あたらしいビジネスがまず「徹底的に古い社会を破壊(ディスラプト)する」ことを目指しがちな諸外国にはあまりない形の「最先端」が日本に生まれつつある。

「巨大IT企業」vs「政府的存在」の争いが今後とも果てしなくヒートアップする時代において、この「そもそもディスラプトしない、徹底したエンパワーによって社会を変えていく」タイプのビジネスが日本に生まれつつあることの可能性はすごく大きいです。

なにより、さっきも言ったように変な言い方ですが彼ら二人が「ビジネス書的にピカピカの経歴」なのがいい。もちろんお二人とも天才的に凄い人だと思いますが、戦後の焼け跡から裸一貫で成り上がったようなヤクザ的人物というわけじゃないってことですね。

それはつまり、「グローバルに見て普通に最先端の経営文化」の先に、自然に「日本の本来の良さを位置づける」文脈を、彼らをとりまく「普通の日本のビジネスパーソンたちの良識の共有」によって、投資サイドの無数の参加者や参加する無数の中小メーカーの意思決定者の連携の中で具現化することができていることを意味している。

同世代の経営者の人と昔そうだよねえ・・・って言ったことなんですが、今の時代ヤナイさんとかイナモリさんとかナガモリさんとか、それこそマツシタさんとかホンダさんとかイブカさんみたいな起業家のスタイルはもう無理なんですよね。

一人の個人が人格的圧倒力で周囲を巻き込んで巨大な企業を創り上げていく的なことは、ソンさんぐらいの世代で打ち止めではないかという感じで。四の五の言わずにとにかく俺についてこい!みたいなタイプは一瞬でパワハラ認定されますし、ある程度大きくなりかけたらそこからは政府的存在とのチームワークで一気に拡大する「今の中国での成功モデル」も、すぐにマスコミに癒着だ!政権のお友達優遇だ!的に叩かれて終わります。それに、世界がどんどん緊密に繋がっていくことで、グローバルな流行とあまりに違う独自の軸を打ち立てるのもどんどん難しくなってきている。

キャディ株式会社みたいなのが生まれてきているということは、「グローバルな流行」の振り子が徐々に戻ってくることで、その先に自然な形で「日本の本来の良さ」を位置づけることができていることを意味します。

要するにSNSで果てしなく罵りあっている「日本スゴイ!vs日本ダメ論」みたいなのを超越してるというか、古い日本は全部ダメってぐらいの状況ですけど、ちゃんと偏見なしに最先端の技術と経営のあり方を日本の本来の良さと組み合わせる動きも徐々に生まれてきてるってことなんですね。

キャディの創業者ふたりはなんとまだ30歳前後らしくて、凄すぎるなあと思うと同時に、色々と苦労が多かったぶん世界観が過激化してしまった現在40歳の私のようないわゆる「氷河期世代」とはかなり違う世界観が彼らにはある気がします。

私たち「氷河期世代」は「どっちか」に寄りがちというか、いわゆる「古い考え」の集団があったらトコトン否定して「滅んでしまえ!」ってなるか、むしろ逆にありとあらゆる「経済」的なものを敵視して「古いもの」を無理やり温存するようなポジションになってしまったりしがちで。

キャディの彼らの世代の、「凄いデキル人」はそのへんもっとフラットというか、いきなり「破壊(ディスラプト)」にいかず、「力を与える(エンパワー)の先の構造変化」を目指しつつ、ちゃんと利益を出して最先端のベンチャーとして形にする精神が自然にあるのがとても素晴らしい次世代的な希望を感じます。

あまりにわかりやすい例だから知り合いでもないのに話のネタにさせてもらってますけど、他にも私のクライアントの周囲にもそういう「若い世代のあたらしい考え方」のチャレンジはチラホラ見られるようになっていて、そのへんに、グローバルに見た「時代の大きな振り子」が「単に古い社会を破壊するITビジネス」に対して厳しい状況になってくるにつれて、逆にこの「ディスラプトを目指さない、エンパワーの先の大変革を目指す」ようなスタイルが時代の先端に踊りだしつつある密かな地殻変動を感じます。


●日本スゴイ!vs日本もうダメ!!論争を超えて

「日本スゴイ!svs日本ダメ」論の罵り合いというのも典型的な「立場の違い」同士の果てしない争いごとですけど、そういうのに目隠しされている背後では、ひたひた、ひたひたと、こういう「ほんとうに必要なこと」をグローバルな流行の最先端に位置づけて具現化していくような動きが徐々に動き出しているんですね。

「ののしりあい」の時代は、徐々に終わりつつあるわけです。

なんかネットじゃあ「もう日本は終わり、没落する!それを否定するようなヤツは知的な思考力がないヤツだ」みたいな意見が最近は流行りですけど、そういう論争を超えたところでちゃんと「次の時代の萌芽」に集中してる人たちはたくさんいるんですね。

むしろ平成時代の「グローバルな流行」に乗れずにいたからこそ、振り子が逆に戻ってきた令和の時代の「グローバルな最先端」を具現化することも可能になるのだ・・・とすら言える話がここにはあります。

この本は、そういう「罵り合いの時代の終わり」について、その萌芽となっている私のクライアント企業や文通クライアントの個人のいろんな事例なども紹介しながら、いかに「一階建ての正義同士の果てしない対立」を超えて、「ほんとうに大事なこと」を一歩ずつ具現化することに人々の注意を集中していくことができるかについて、あまり他にはない洞察と提案ができた本になっていると思います。


●自己紹介・・・「お互いに攻撃しあっている色んな立場」の「間」で生きてきました。

最後に簡単な自己紹介をしますが、私はずっと、この「それぞれが生きている世界の正義が全然違うバラバラの世界」の合間で奔走して苦労するというような立場で仕事をしてきました。

大学卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーという「アメリカの経営コンサルティング会社」に入った私は、今の世界を席巻している「いわゆるアメリカ的・グローバリズム的な資本主義の世界観」で日本の会社や日本の経済に切り込んでいく仕事をはじめたわけですが、勿論そういうアメリカ的・グローバリズム的な方法論の中に日本社会が取り入れるべき美点が含まれているということは間違いないものの、あまりに「日本のリアリティ」との間にギャップがありすぎる状況に思いなやみ、いずれ「この流れが行き着くところまで行ったタイミングで、”日本”と”グローバル”をちゃんと相乗効果的な協力関係に持っていくための新しい視点が必要になるだろう」と予想し、それについての個人的な「探求生活」を始めることにしました。

具体的には、まずは「良い大学を出て良い会社に入り」的な温室的世界観からは見えてこないような日本社会のリアリティを知るという意味で肉体労働現場や訪問販売会社、時にはホストクラブで働いてみたりしました。たまたま街で声をかけられたカルト宗教団体に何ヶ月か潜入し、抜け出す時には「ぜひ残って幹部になってほしかったのに」と言われたこともあります。

その後マッキンゼーとは180度違う「非常に日本的な価値観」の経営コンサルティング会社である船井総合研究所で修行した後、独立して経営コンサルタントの仕事をするかたわら、日本社会の中で「色んな立場」で生きている個人に対して「文通」を通じて人生を一緒に歩むコーチング的なこともしています。

結果として、私ほど日本の「今」について「色んな立場から」見てきて、その上で考えている人間は、いないとは言いませんが少なくとも「かなり珍しい部類」だと言っていいのではないかと思います。

「グローバリズム最前線的な立場から日本の大企業や欧米の国際的大企業を相手にした仕事をする」「日本のベタベタの中小企業の仕事をする」という対照的な仕事を両面から体験したことがあるという時点で、既にかなりのレアケースとなっていると思いますし、さらには先程述べた宗教団体からホストクラブから肉体労働まで「あえて潜入して色々やった」体験もそうですし、また今のクライアントには、まさに”老若男女”色んな人がいます。初老の農家のオジサンもいれば大手企業のキャリアウーマンもいる。大都市の人も地方の人もいるし、海外で暮らし働いている人もいる。中小企業の経営者もいれば政治家もいる。彼らとはあまり「政治」っぽい話はしないですが、あえてそういう分類で言えば「かなり右翼」っぽい女性もいれば、逆に「ザ・左翼」な男性もいる。高額ではないですが一応お金をもらってやっている仕事なので、本当に「経済的貧困」状態にいる人とは今は直接つながっていないですが、その周囲にいてサポートする役割をしている人や、実際にかなり近い立場にある人の相談を受けていたこともあります。

過去何十年にわたって、「一つの立場」においてそこで必要な職業的蓄積や、そこで必要な倫理観を培ってこられたすべての人に私は敬意を払いたいと思っています。

そんなあなたには、「全然違ういろんな立場」の間で本来あるべきはずだった連動性を追い求めて生きてきた私の知見が役に立つタイミングが必ずあるだろうと思っています。



●ご購入方法や、原稿の目次、東アジア問題についての「まぼろしのあとがき」についての説明など

それでは、お楽しみください。

このページの以下の部分には、「はじめに」と「第一章」が掲載されています。

次ページ以降に、「第2章」から「第5章」そして「あとがき」、そして「まぼろしのあとがき」と続きます。無料部分にざっくりとした内容紹介を載せておこうと思うので、まず試し読みしたい方はそちらをお読みください。

特に、本番の出版では分量の関係でカットされた「まぼろしのあとがき」(いずれ別の本になる予定です)の部分は、東アジアの最近の国際問題(日韓関係とか香港問題とか)に対して「メタ正義」的な観点から、今までにない解決策を示すというものになっています。

正直、もう東アジアの紛糾は「この視点」に立つところまで行かないと決して解決しないという確信が私にはあります。

この「まぼろしのあとがき」部分については無料部分も少し多めに用意しておこうと思うので、そちらの部分だけでもお読みいただければと思います。(この部分については、来年1月の本番出版に合わせてハフポストで連動する連載をしてから、また別の本にまとめる予定です)

このページの以下の部分には「はじめに」と「第1章」が掲載されています。

「第2章」はこちら。

「第3章」はこちら。

「第4章」はこちら。

「第5章」はこちら。

「あとがき」はこちら。

東アジア問題について「メタ正義」的に解決する「まぼろしのあとがき」はこちら

それでは、また。

来年の出版まで、またあまりネットでの活動は活発にならないかもしれませんが、「文通」のクライアントはまだ募集しています。ご興味ある方がいれば、ここのリンクの長〜い文章を延々読んでピンと来た人だけお申し込みください。



以下本文。「はじめに」と「第1章」

(繰り返しになりますが、総額ではずいぶんとお安くなるので、1300円でまとめて一冊分購入できる「マガジン」形式をご選択いただければと思います。)

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倉本圭造

最新刊『「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?』先行note公開中!原生林のような豊かでタフな経済の実現を目指す、経営コンサルタント・経済思想家。著書に『日本がアメリカに勝つ方法』『21世紀の薩長同盟を結べ』。

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倉本圭造の5年ぶり新刊、『「みんなで豊かになる社会」はどうすれば実現するのか?』についての先行公開noteです。一章ごとに分割してnoteにしてあります。
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