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【お絵描き雑記】苦手な作業工程をRダッシュで回避

メモ雑記です。
「Rダッシュ」に特別な意味は無いため、タイトルは回収されません。あらかじめご承知おきください。

こんにちは。お絵描きとかをしてる人です。
私のお絵描きスタイルはいわゆる「厚塗り」に分類されるものです。
定義的にはまあなんか「線画レイヤーと色レイヤーに別れてない」とか「厚く盛るように塗っていく」とかいろいろ人や場所によるとは思うんですがそういうイメージでいてください。

そんな厚塗りお絵描きとかをしている私ですが、絵を描く際に苦手な作業工程があります。
「はみ出さないように塗る」「なぞる」です。
むしろこの作業が苦手なことによって厚塗りを選択しているといっても過言ではないことはなく普通に厚塗り絵が好きでやってるところもあるのですが、選択の一端を担うことは確かです。
しかし最近の工程、この作業が入ってしまっています。

完成するまでの大まかな工程が以下のような感じです。

線でラフを描く

★線に従って色ラフを置く

それぞれのパーツ(背景・キャラ・前景など)の線画と塗りを統合する

☆塗りこむ

★☆←←←ここ!!ここです
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆コピペするとメールのやつみたい

「★線に従って色ラフを置く」については、いったん線に沿ってグレーに塗りつぶして光源とか入れた後にカラーを置く感じです。
ただ、この工程、最初に線でラフが描かれているのでなんかパーツごとの境界を気にしながら色を置く(=パーツごとにはみ出さないように塗る)という作業になります。うっひょ~~~~~~

「☆塗りこむ」については、これも結局線に沿ってパーツの輪郭線をなぞったり出したりする作業に見舞われます。うっひょ~~~~~~~~

正直半年くらいこの同じ工程を繰り返しているのでそろそろ新しい描き方をしたい時期にさしかかっているのですが、せっかくなのでこれらの苦手作業が発生しない描き方を模索してみようと思います。


今回描くのはこちらのオリジナルキャラクターのお兄さんです。良いですね。

書き文字が汚いことで名を轟かす


全体的な工程としては

①ラフ

②塗り込み

以上です。簡潔ですね。
ここから各工程を詳しく模索していきます。

①ラフ
これまでは線画→塗りという流れでラフを切っていましたが、考えた結果、初めから塗りでラフを切ってみようと思います。
「いや、流石にアタリは線で描いた方が良いのでは?」とも思ったのですが今回はとにかく塗り(シルエット)でなんとかする方向でやってみます。


ピンクの線は中心線、青の線は3分割構図線です

人物のシルエットが出来ました。
ここから背景、前景を描いて良い感じにな~れと1000000000回唱えながらいろいろ調整します。


涼やかな地獄みたいなのをイメージしています。涼やかな地獄って何?

背景と前景ができました。
背景については前景、中景…パーツなどでレイヤー分けしてます。

ここからラフの時点で加工(エフェクト)を追加していきます。
『ゴールが見えていると楽しく描ける』と尊敬するイラストレーターの方も仰っていた気がします。


ラフができました。


②塗り込み
本制作は人物から塗り込んでいきます。
けっこう背景から詰めていくことが多いのですが、今回はノリで人物からいきました。
輪郭を出す作業は避けられませんが、線画がないのでシルエットを考えながら出すことになります。

余談ですが、今すごいトイレに行きたいです。
みなさんは筆がノッているときのトイレってどうしてますか?私はそろそろかもというタイミングで仕方なくトイレに向かいます。
今回はこの雑記でトイレに行きたいと書くことにより作業の切れ目ができたので無事トイレに向かうことができます。ありがとう。
今日暑くねえか?空気の入れ替えをしようと部屋のドアを開けたら猫と目が合いました。



実は口元にほくろがある

顔ができました。多分潰れるので記念にここに置いておきます。
以前まではあった線画の下書きが無いので、「なぞる」作業をしない代わりに顔パーツの形取り、配置の試行回数が若干増えました。まあ慣れかなと思います。


308頭身

人物ができました。
腕、脚が長くないですか?と心配になる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の描く人間はいつもこうなるので安心していただきたいです。

人物ができたので背景を描きこんでいきます。
事前にレイヤー分けをしていたのでサクサクです。サクサクのクッキー好き。

描きこみが終わったらちょっと寝かせて修正して…



完成です!

なんとかなりましたね。

今までの描き方と違って線画のターンがないことで「はみ出さないように塗る」「なぞる」という苦手な作業をせずに済みました。
手の輪郭線など一部「なぞる」に近い挙動がありましたが許容範囲だと思います。
シルエットで置く、削るという工程が多くなりけっこう気持ち良く描き終えられた気がします。
今回はシンプルな服装のキャラクターでしたが、複雑なデザインのキャラクターだとまた感じが違ってきそうではありますし、慣れは必要そうです。
しばらくはこの描き方でやってみようかなと思いました。

【結論】
トイレに行きたくなったら行こう!!

以上、雑記でした。