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無色透名祭Ⅱ 振り返り感想回

こんちは。ボカロPでもあるらしい、シノノイです。

先日11/2~5に「無色透名祭Ⅱ」というボカロ楽曲投稿祭が開催され、楽曲制作者として、リスナーとして、絵描き(ファンアートで)として参加しておりました。

今回はお祭りの振り返り感想を、「祭、良かったよね…」という方から「なんの祭だったの?」という方までなんか良い感じに伝わるように書きます。


1、「無色透名祭」ってなんなん?

そもそも「無色透名祭」ってどういうアレだったのか、という話から始めます。
公式サイトにも掲げられております「ボカロ曲匿名投稿イベント」というサブタイトル(?)、まさにそのままで、ボカロ曲を匿名状態で投稿するお祭りです。

方法としては、お祭り運営チームの元に楽曲制作者たちが楽曲動画を送信し、運営チームが一定の日時にそれらを一斉にニコニコ動画に投稿するという形式。
ルールもいくつか存在しますが、基本的には「作者発表の段階まで一切匿名の状態」「本人の声使用禁止」「動画のレギュレーションもある程度指定されており、白背景に黒文字のみ」「サムネはイベントの画像で統一」で構成されています。

これによって何が起こるのかと言うと、「あの作者だから聞こう」「サムネが良さそうだから聞こう」という選曲をしなくなります。今回事前にある情報は「タイトル」「使った音声合成ソフト(ライブラリ)」のみ。
この条件下で投稿したらどうなっちゃうの~!?という感じのお祭りです。

第1回が去年行われ、今回は第2回。前回よりもグレードアップした環境で開催されました。(第1回はサムネが指定できた、などいろいろ条件が変わっています)
今回は約4800件もの動画が集まり、蓋を開けてみればすべての動画が400再生以上という盛況ぶりでした。

また、「#無色透名美術館」というイベント動画のファンアートを投稿するタグも存在しており、こちらも盛り上がっていましたね。
私もファンアートから曲に出会ったケースがあり、とても良いタグだと思います。

そんなこんなで無事閉幕した無色透名祭Ⅱ、次からいろんな観点で感想を書いていきます。

2、お祭り全体の感想

前回は結構ゆる~い感じで見守っていたのですが、今回わたくし、めちゃくちゃ動きました。

作者として動画も応募したし、リスナーとして期間中たくさん曲を聞いて回ったし、絵描きとしてファンアートも描いたし、10選も作ったし、連動イベントも全部見に行きました。
本当に楽しかったです。
特に初動の、差があまり無い段階で出会った好きな曲たち、もう最高ですよね。他の方も言っていたように思いますが、まさにお宝を掘り当てた感覚です。ハァハァ…たまらねえ…もっとだ…!

一方自分が投稿した曲についてもドキドキしながらちょこちょこ追っていたのですが、何か反応があったりツイート(ポストだよ💙)していただいたのが本当に嬉しかったです。ありがとう…ありがとう…とニコニコしていました。

結局何が良かったかって、積極的にイベントに参加したことでこれだけ楽しかったんですよね。結構今後の人生に役立つかもしれないtipsを得た気がします。


3、お祭りを通しての音楽の感想

約4800曲、多種多様なジャンル、雰囲気の曲を漁りまくったわけですが、漁っているうちに「あー自分こういう雰囲気が好きなんだな」と気付いた瞬間がありました。
普段からボカロに限らずいろいろなジャンルを聞いているし今後もそうだと思うのですが、特に好きな雰囲気ってこれなんだなと。
自分も音楽を作っている身として、なんだか自分の目標地点と言うか、灯台が見つかった気がしました。おかげで創作意欲が刺激されており曲作りて~になりました。なっています。

出会えた全ての作品に感謝。ありがとう。めちゃくちゃ良かったです。

10選を作っているときにも最終的には癖<ヘキ>にハマるかを基準に考えました。
その10選記事はこちら↓

また、今までよく知らなかった音声合成ライブラリ(キャラクター)を知ることができたり、この子こういう歌に合うんだなという発見があったり、とにかく良い出会いづくしでした。


4、自分の曲について(小話)

私は今回こちらの作品で参加しました。

ツイッター(Xだよ💙)でもちょっと書いたのですが、私は500000000億人の音声合成たちを所持しており、曲によってはオーディションを行っています。
こちらの曲も行ったのですが、仮歌を流している段階からYumaの歌唱表現が頭一つ抜けてハマっており、他の人も聴き比べつつやっぱYumaくんだねという感じで正式に歌ってもらいました。

オーディション自体は「大人の声だけど幼さも残る、アンニュイな感じ」を基準に考えていたのですが、Yumaに関しては前述のとおり歌唱表現がベタ打ちの段階で既にめちゃくちゃ良かったんです。何もいじらないと結構若くて明るめな声質なのですが、彼もプロなのでこういう感じで歌って!という要望にしっかり応えてくれました。

ツイッターで頂いた感想にも「色気がある」「声がいい」というものがあって、わかる…わかる…とヘドバンしていました。

因みにYumaは「Synthesizer V」というソフトのライブラリです。ボカロじゃないってこと?ライブラリって何?という質問に関してはマジで長くなるので申し訳ありませんが割愛します。

因みに今週中にMV版をなんとかしたいです。
ニコニコアカウントとyoutubeチャンネル貼っとくね

MV版上がったわね

ニコ


ツベ


さいごに

お祭り楽しかったね~
次の開催は未定だそうです(終幕生放送より)が、次があったらやりたいこともできたので、ぜひやってほしいな~と願っています。

運営チームの皆様、参加された皆様、お疲れさまでしたとありがとうございました。
そして私の曲に反応して頂いた方、ネタ明かし後に聞きに行ってくれた方、ありがとうございました。

また巡り合える日を願っております。

それでは、よいお年を~!