見出し画像

SNSマーケティング編(三)|REDにおけるブランディング戦略

皆様、こんにちは!日本滞在歴11年、約200社ぐらい中国進出の実績を持つ日中越境ビジネスの架け橋_Kelvinです。

前節には、REDのご活用方法を紹介してまいりましたが、今回の記事では、中国Z世代に支援される、中国Instagramとも呼ばれるREDにおけるブランディング戦略についてご紹介していきます。

REDの内容について、ご興味があるようでしたら、下記よりアクセスしてみてください。

REDにおけるマーケティング戦略

近年、検索エンジンであるBaiduの検索結果における宣伝広告が乱立しており、そちらに対する情報の信憑性が失われたあげく、オンライン市場における若者の検索離れを招くようになり、その代わりに、中国Z世代の若者はREDにてトレンド情報を収集する様になりました。では、企業側から見ると、REDにおけるマーケティングの手法はどんなものなのかを見てみましょう。

UGC全体像

まず、REDにおけるUGC(User Generated Contents)の全体像を下記の図表を参考にしてみてください。UGCは、ユーザーの手によって制作・生成されたコンテンツの総称です。

企業側、一般消費者またはKOC(Key opinion customer)& KOL(Key opinion leader)のようなインフルエンサーを起用することで、商品&ブランドの代弁者としてコンテンツを投稿し、宣伝活動を行います。

その次に、REDにおける広告の宣伝方法をいくつか利用することで、より多くの一般消費者やユーザーにリーチし、新規ユーザーの間口を一気に拡大していく必要がございます。

フォロワー数を集めるだけでは、ただの自慢話に留まってしまうので、新規ユーザーが増えたところで、ブランドイメージをより明確にし、商品の売上を獲得していくには、REDにおける旗艦店の運営が重要な一環になります。そこに、日頃のマーケティング施策を定期的に実施することで、ユーザーからのロイヤルティを高めて生きながら、ユーザーが自発的にコンテンツの投稿を狙っていき、さらにブランドの認知度や好感度を高めていきます。

最後に、日頃投稿されたコンテンツのエンゲージメントやユーザー属性を分析することで、よりユーザーに好まれそうな商品をどんどん創出し、売上の拡大につながっていく仕組み作りが必要です。

REDにおけるUGCの全体像

露出からコンバージョンまでの流れ

前節には、REDにおける項目内容も紹介しました。まず、消費者にコンテンツの筆記を多くのユーザーにリーチするためには、公式アカウントを構築し、定期的にコンテンツを投稿することで、潜在ターゲットユーザーに商品やブランドの露出を高めることができます。

ただ、自社の投稿だけでは新規ユーザーへのリーチがなかなか難しいので、外部のKOC&KOLによる投稿を依頼し、マーケティングプロモーション手法の一つとして中国国内のオンライン市場によって定着されています。

上記2種類の投稿形式を加えて、潜在ターゲットや新規ユーザーへのリーチを最大限に露出し、コンテンツのエンゲージメント(いいね数、コメント数、ブックマークなどの総称)が高いものに対し、さらに広告運用を行うと、更なるブランドに対する露出や旗艦店への誘導が可能となります。結果的に、旗艦店の売上拡大につながります。      

REDにおける露出対策からコンバージョン獲得までのプロセス

アカウントIPの構築方法

REDにおける中国消費者に対するマーケティング戦略をどう攻めていくかが各企業に注目されています。

特に中国の消費主力になっているZ世代は、自分の個性やライフスタイルに合わせた商品&ブランドを好む傾向があり、彼らからの支持を受けるのも容易いものではありませんが、一度認められたら、そのブランドを裏切ることもほぼないと言っても過言ではございません。

つきましては、そのようなブランドロイヤルティが高いユーザーを粘着させた戦略としてZ世代のユーザーが多いREDを有効的に活用していく必要がございます。

アカウントIPの構築方法

1.ターゲティング

他のマーケティング施策と同じように、そもそもどのターゲットに対する露出し、アカウントの投稿コンテンツを見て欲しいのかを事前に決めておかなければいけません。そこに年齢層、性別、年収、特徴、生活慣習、消費慣習などの属性を加えて、ペルソナ設計をしておくとよりリアルなユーザー層が見えてくるのでは。

2.価値訴求

ターゲティングが決まったら、その次は、コンテンツ投稿の訴求ポイントをどうするかを決めなければいけません。公式アカウントのプロフィールを最適化することで、ユーザーが困っている課題をどのように解決するかをストライクでお見せすることが必要です。その次に、普段投稿するコンテンツのクリエイティブ形式もユーザーが求める価値であるかどうかを常に投稿の反応をチェックしなければいけません。

3.プラットフォーム戦略

REDのアルゴリズムはユーザーが常に投稿の反応(いいね、コメント、ブックマークをしたエンゲージメント行為)がいいコンテンツを記録し、同類あるいは好きそうなコンテンツを推薦するロジックとなっております。

そこで重要な要素は、配信時間帯、動画時間、配信形式、投稿時付けるハッシュタグなどが配信コンテンツを多くのユーザーにリーチできる決め手となります。

配信時間帯:朝7〜9時、昼11〜13時、夜18〜21時
配信形式:テキスト、写真、動画
動画時間:3〜5分がおすすめ
*(動画再生完了率が推薦のロジックによる重要指標)

4.アカウントポジショニング

投稿戦略が決まりましたら、如何にユーザーをキープするかが大事です。そこで、REDにおけるコンテンツの投稿と広告を一緒に合わせて実施することで、より魅力がいいコンテンツがユーザーにリーチし、結果的にブランド認知が拡大し、売上規模の増加につながります。

5.コンバージョン方法

REDにおけるコンバージョンの獲得方法をいくつか紹介していきます。最も理解しやすいのは旗艦店という形式です。そのほかに、情報を収集するページ、販売リンク、直接のチャット連絡、ライブコマースなどいくつかのコンバージョン方法があり、結果的にブランド側から直接消費者にリーチすることができるようになり、自社ブランドのイメージ浸透や売上拡大に役立ちます。

REDにおけるコンバージョンルート

まとめ

上記REDにおけるブランディング戦略をまとめてみました。いかがでしょうか?次回には、REDの広告についてご紹介していきます。ぜひご覧くださいませ。

関連コンテンツ


この記事が参加している募集

マーケティングの仕事

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?