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「視野を広げる」と「視座を高める」はつながっている①

今週、お客さまの幹部向け研修の第1回目のなかの一つとして、「視野を広げる」、「視座を高める」についてお話したところ、思いのほか(有難いことに)印象に残ったようで、研修後にもある参加者からは「これから視野を広げ、視座を高めたいと思います」というメールまで頂きました。そこで、その時お話しした、「視野を広げる」、「視座を高める」について書いてみたいと思います。
 
まず、「視野を広げる」というのは、具体的にどういうことなのでしょうか。
それは、関心の幅を広げることだと考えています。
会社のなかにいる人であれば、現在担っている業務や所属している組織だけではなく、担当外の業務や所属外の組織にも関心をもつ。もっといえば、会社全体に関心をもっていく。
また、対象は組織の中だけにとどまりません。組織の外である社会、地域、国、海外と、もっと広い世界に関心をもつ。切り口はエリアだけにとどまらず、他業態や業種に関心をもつこともあります。
こうしたことが、関心の幅を広げるということです。
 
それでは、関心の幅を広げるためには、何をすべきなのでしょうか。それは「とにかく、インプット、つまり多くの情報を取得すること」だと考えています。
はっきり言って、現状の自分の頭にあるものだけでは、その関心の幅は「これまで関心があったもの」から広がることはありません。人間は、外部からの情報を受け入れて初めて関心の幅が広がるのです。
 
それでは、情報取得はどうしたらよいのでしょうか?
まず、毎日、日本経済新聞を読んだり、書籍やインターネットなどから情報取得することがまず基本です。この絶対量が足りない人が本当に多い。地道な情報取得が確実に関心の幅を広げます。
そのうえで、そのなかで関心をもったものについては、更に深掘りして調べると、関心はさらに深まるでしょう。
 
加えて、色々な人から話しを聞いたり、その場所に行ったりすることも、これも立派な関心の幅を広げるための情報取得になります。
会社のなかで、自分とは異なる業務や組織の人の話しを聞く。また、競合も含めた他社や他業態、業種、新しい地域や国の人から話しを聞く。こうしたことが関心の幅を広げます。足を運ぶということも大事です。
 
こうした情報取得の地道な積み重ねが、関心の幅を広げ、「視野を広げる」ということにつながるのです。
また、実はこうした「視野を広げる」ということが、「視座を高める」にもつながります。
ちょっと「視野を広げる」だけで長文になったので、「視座を高める」は別途書いてみたいと思います。

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