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サブカル日本語/言語学習というきっかけから繋がる世界

先週末、あるイベントに参加した学習者数名からメッセージが届きました。「イベント中、日本語でコミュニケーションができてうれしかった」、「最高の友達ができて、今までで一番の思い出になった」、「素晴らしい人達と引き合わせてくれてありがとう」との喜びとお礼の言葉に、僕も嬉しくなりました。

そのイベントとは、アメリカで行われる世界最大のファーリーイベント Anthrocon。ファーリーというのは動物キャラクターが好きな人のことで、日本でケモナーと呼ばれる人たちに該当します。今年のAnthroconは参加者9,702人、ウェブサイトトップの集合写真を見て頂くと、その規模感が分かっていただけるでしょう。

詳しく話すのは今回が初めてになりますが、くろぼしがやってるサブカル向け日本語教師のサブカルとは、ケモナー/ファーリー界隈のことです。僕のカリキュラムでは、上記イベントのようなケモノ着ぐるみイベントに参加すして日本語でコミュニケーションをとるための授業をしています。以下ケモナー日本語とします🐺わん。ちがったくろぼしは猫でした🐱にゃあ。

僕は今年の Anthrocon には参加しませんでしたが、日本人からの参加者もいるということで、ちょっと手を引いてみました。といっても僕がしたのは

人と人をつなげた。それだけ。

既にケモナー日本語学習者のコミュニティを作ってあったので、そこに日本からのイベント参加予定者をゲストとして招いてミーティングを数回行いました。学習者にとってはいつもの先生以外の日本語話者、日本人にとっては頼りになるであろう現地人として、お互い積極的にコミュニケーションを取っていて、ミーティング自体もそれなりに盛り上がってました。

その後は特に手を出さず、イベント期間もいってらっしゃい~ノシと送り出して報告を待っていました。彼らは現地で連絡を取り合って、イベントを一緒に回ったり、観光したり、パーティーをしたり。学習者の家にも行ったそうです。

一方僕は家で他の仕事をしながら、ケモナー日本語学習者が不在で授業も少なかったので、どことない寂しさを見つけて、長期休み中の学校の先生ってこんな感じかなーと思ったりしていました。

さて、イベントが終わってそれぞれが自分の家に帰った頃、潜水艦の超音波ソナーみたく各地の学習者からぽつぽつとメッセージが来ました。中でも感動的だったのは、「たくさんの友達ができて新しい経験をした。連れられてダンスパーティに行ったけど、生まれて初めてダンスをした。素晴らしい人達と引き合わせてくれてありがとう。」というメッセージ。英語でしたけど。

言語学習というきっかけから繋がる新しい世界。

言語を勉強する悦びを濃縮したようなメッセージだなと思いました。上のメッセージをくれた彼は、能力的にはN5もやや怪しい程度ですが、少なくとも日本語がきっかけとなって新しい友達が出来て、友達がきっかけとなって色々な経験に恵まれたのだと思います。

感動的に書こうとするのも飽きて来たぞ😿、僕の文章力こんなもんよ。

まあそんな感じで、言葉を勉強し始めたからには、最大の恩恵を受け取ってほしいし、そうなるようにケモナー日本語教師として「きっかけ作り」頑張ってるし、今回はメッセージの彼に感じてほしいことを感じてもらえたようで、さらに頑張ってもらえると嬉しいなってところです。

読んで頂きありがとうございます。では。






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