20時頃ベッドで横になっていたら
眠ってしまっていた
ふと目が覚めて起きたら
家ではなく全然知らない場所で驚く

旅先での、この一瞬の錯覚は
たまらなく好きだ
まだまだ旅は何日もある
無敵の気分になっていた

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夜中に目が覚めてしまったので
部屋のTVで外国のニュース番組を
ぼーっと見ていた

その映像には人間達が武器を使い
とても過激な争いをしていた
その報道に世界の広さと
自分の無知さを痛感した

もっと知識を増やしたいと思った
色々な国へ行って、色々な文化を感じて
色々な人達と触れ合ってみたいと
漠然と思いながら、眠れない夜を過ごした

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早朝、バルコニーへ出て
薄暗い太平洋の海を眺めながら
静かにサンライズを持った

その時、自分の今までの人生について
やってきた出来事などを考えていた

たくさん恥をかいてきた
たくさん人を傷付けてきた
たくさん悪いこともした
たくさんの愚行をして
ここまで生きてきた

そしてこれからは
もっと親切に丁寧に自分らしく
大胆に生きてみたいと思った

今後はどんな人生になるんだろうと
肌寒い風の中、日の出を待ちながら
未来のことを考えていた

レディオベッドのセカンドアルバム
「ザ・ベンズ」を聴きながら
朝日を浴びて最高の2日目が始まった

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朝食を食べてからラジオ体操へ向かった
野外にある会場は、すでに人で溢れていた
ロケーションも天気も良く
新しい朝が始まろうとしていた

ラジオ体操なんて小学校の頃以来だった
夏休みの朝、眠い目をこすって
兄と近所の公園へ行ってラジオ体操をして
体操カードにハンコを押してもらった
遅刻したときはハンコを半分押してもらった
そんな思い出がある

ラジオ体操の音楽が流れ
あの音とあの男性の解説に
懐かしさが込み上げてきた

音楽を聴いて昔の記憶が蘇る瞬間が
たまらなく好きだ
その感覚をあじわえた

実際ラジオ体操をやってみると
意外と動きを覚えていて自分でも驚いた

約300人の集団でやるラジオ体操は
なんだか狂気的だと思えてまった

国民の殆どの人ができるラジオ体操は
世界的に見ても珍しいのではないかと
そんな儀式のような狂気を見て思った

全力でラジオ体操をやった
ラジオ体操第二には苦戦したけど
できる限り体を大きく動かして挑戦した

こんな体験や経験も楽しく
素晴らしい希望の朝がやってきた

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2日目は函館までの移動だけだったので
船内の至る所に設置してある
スタンプラリーに参加して
船内を散策することにした

この長い廊下を見て
映画「シャイニング」の
子供が三輪車で走るシーンを思い出した
(たぶん、こんな感じだった気がする）

プール、ジャグジー、Liveホール
ジム、ゲーム、カラオケ、BAR、カジノ
バスケットコート、卓球、麻雀まであった

ウォータースライダーには驚いてしまった
年配の方々の楽しそうなスライダーっぷりには
元気をもらえてしまった

そしてピアノやバンドセットなどが
色々な場所にあり、常に生演奏が聴けた

そこで一緒に踊る人、静かにお酒を飲む人
大きな声で談笑する人などなど
それぞれがそれぞれの楽しみ方をしていて
とてもハッピーなエネルギーをもらえた

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そして夕食
毎回ドレスコードがあり
皆さんそれぞれお洒落をしていた

今回の旅ではこのディナーが
メインと言っていいほど
豪華な食事も楽しみだった

食事のとき、最も印象的だったのが
外国人のウエイターの堂々とした接客だった
食事の配給もショーのように感じた
そして皆、とにかく楽しそうに働いていた

ここからは個人的な想像ですが
日本ではウエイターは誰でもできる仕事
みたいな感覚がある印象ですか

ここでのウエイターは憧れの
花形の立ち位置ように感じた
お店の顔のような感じで
みんな誇りを持って働いているようだった

歌を歌っているスタッフもいた
皿を運びながら軽快に踊ってるスタッフもいた

誕生日の人がいると皆テーブルへ集まり
フォークなナイフを使ってリズムをとり
笑顔でハッピーバースデーを歌っていた

そんな楽しい2日目が終わった
そして明日は函館に着く
どんな日になるのか楽しみです

それではまたCiao！