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「ラグビー精神」5つのコアバリュー~ラグビー憲章~

ラグビーワールドカップも佳境です。
ニュースでも取り上げられているんだけど、このnoteでの「みんなのフォトギャラリー」でせっせとあげておいた画像の使用頻度がずいぶんと伸びている。こっちの方がなんか注目度を実感するんだな。
ニュースに対してはすでに贅沢病が発生している恐れがある(自分の場合)

こういった状況になっている最大の要因は、日本代表の躍進、もちろん、これが大きいというか、これなくしてない。
試合での活躍だけじゃなく、アナザーストーリーというか裏側というか、色々な振る舞いを通してラグビーというものの価値を上げてくれている。

もちろん、それってラグビーだけじゃないでしょ?っていうものだってある。それはどの競技だってそうだ。ルールや、それまでの成立してきた流れの中で培われたものがあるから。

ラグビーは素晴らしいというのはすんなり入ってくるけど、ラグビーこそ素晴らしいという言い方にちょっと引っかかることがある。わざわざ他競技と比べて、まして他方を下げるような言い方なんてしなくていい。

ラグビー人気が高まっている今だからこそ、周りの方よりも少しだけ長くラグビーに関わっている人たちは、もう一度ラグビー憲章と向き合うのもいいのではないか、と思う。もちろん知っているだけじゃなくて、目の前のラグビーの風景に対して。

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2021/10/14追記

日本ラグビーフットボール協会より解説動画がアップされていました



以下、http://laws.worldrugby.org/?charter=all&language=JAより引用

①品位(INTEGRITY)

品位とはゲームの構造の核を成すものであり、誠実さとフェアプレーによって生み出される。

②情熱 (PASSION)

ラグビーに関わる人々は、ゲームに対する情熱的な熱意を持っている。ラグビーは、興奮を呼び、愛着を誘い、グローバルなラグビーファミリーへの帰属意識を生む。

③結束 (SOLIDARITY)

ラグビーは、生涯続く友情、絆、チームワーク、そして、文化的、地理的、政治的、宗教的な相違を超えた忠誠心へとつながる一体的な精神をもたらす。

④規律 (DISCIPLINE)

規律とはフィールドの内外においてゲームに不可欠なものであり、競技規則、競技に関する規定、そして、ラグビーのコアバリューを順守することによって表現される。

⑤尊重 (RESPECT)

チームメイト、相手、マッチオフィシャル、そして、ゲームに参加する人を尊重することは、最も重要である。

手前味噌かもしれないけど、テレビで展開されているW杯からは感じられるこれらの言葉。もっと身近なところではどうだろう。会場にこれが貼ってあって、誰もがそれを目にできる時、目の前で行われている試合で、あるいは違う場面でも、これらはついてきているだろうか。

W杯は間違いなく大きなイベント。そしてこの躍進。この後に残るレガシー。そこにこのラグビー憲章があるように、伝わるように。

ラグビー憲章の制定

ラグビー憲章は2003年に制定されました。わりと最近。

そして、最初に掲げた5つの言葉が登場するのは2009年。10年前のこと。

「ラグビーを始める時にはまずラグビー憲章から、、、」といった言葉に少し違和感ありました。自分が始めた時にもそうだったのかな?とかね。

もちろん昔からこれらを示すコンセプトなどはあったけれど、明文化されていなかった中でラグビー像が築き上げられてきたのだと思います。
その中で、残すべきもの、また違う方向に行きかねない様々な要因、、、そういったものに対して言葉として明確になったのかなというように感じます。言葉で伝えるのは大事、でも不文律もやはり大事。

そんなようなことを改めて感じさせてくれたのも、日本でワールドカップがあり、日本代表が活躍してくれたから、だと思う。

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代表的なこれらの言葉以外にもしっかり読むと響いてくる部分がある。

読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。