見出し画像

参加校数と合同チーム数【東京都高校ラグビー】(H21〜R4)

東京都の今年度の花園予選の組み合わせもリリースされました。
東京は2校が全国大会進出ということで2ブロックに分かれます。参加チーム数は47校。ここ15年ほどの中では令和2年度を下回る、最も少ない数になってしまいました。

https://www.tokyokoutairen-rugby.com/kekka

公式戦(7人生除)参加校数

大会そのものにエントリーしている学校数は以下の通りです。
時期によって差が出てしまうのはチーム編成の関係があります。3年生が抜けて人数が揃わなくなる、また新入生が入ることで参加できるようになる、、、など。

参加チーム数

参加チームの総数はこちら。データが確認できなかった箇所もあります。
参加校数と参加チーム数は一致しません。
*合同チーム1つに5校が参加していても、ここでのカウントは1です。


合同チームへの参加校数

単独で揃えられない時には合同編成を組むことができます。練習機会に制限はありますが、単独編成よりも人数が多くなることもあります。

参考(閲覧記事によってリンク切れになる可能性もあります)
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/https://www.tokyokoutairen-rugby.com/_files/ugd/f4aac2_a72ff87df3034182be2ccb1e5290888a.pdf

各期での合同チームに参加した学校数はこちら。

公式戦(7人生除)参加校数

3年生が抜けた新人戦では合同への参加校が増えます。以前は春の大会で体格のよい1年生が、、、ということもありましたが現在では未経験の入学者はすぐに参加できない状況です。
合同への参加校が減っているということを考える時に①単独で参加できる人数が満たされている、だけでなく②人数が少ないので合同にも参加しないという選択肢もあります。なので、一概に決めることはできず、総参加校数との兼ね合いを観察しなくてはいけないことになります。

参加校数と合同参加校

合同参加校の状況をもう少し確認するために、単独での参加校や参加校総数との割合を比較しました。秋(花園予選)でのデータを抽出しています。

単独参加校数-合同参加校数

参加総数と合同参加比率


参加チーム数(合算版)

全参加チームの中での合同チーム数。カッコ内が合同での参加チーム数になります。合同でのチーム数が極端に変わっているわけではない、しかし全体の校数は減少しています。

公式戦(7人生除)参加校数


参加校数割合

合同チームの割合、合同チーム参加校の割合を算出しました。

合同チーム比

全参加チームに占める合同チームの割合です。

合同チーム参加校比

合同チームに参加している学校の割合はこちらです。

合同チームを組める、ということ


全体の母数が減っている中ですが、それでも花園予選は約1/3の学校が、新人戦になると半数近くが合同での参加ということになります。

関わっていて、単独で出られているチームにいると「合同」ということの危機感を持ってしまうことは事実です。ただ、全国の色々なデータを見てみると、高体連に登録しているのに大会にエントリーしていない(できていない?)学校もあります。地理的な状況なども含めて合同チームを編成できるということも参加機会を確保していく上で重要なことではないかなと考えます。そういう意味で東京は恵まれている状況である、とも言えます。
その編成が叶わない地域、学校もあります。

人口減少、部活動の形態の変化など今後もさらに色々な課題が生じてきます。大会の在り方についても変更していかなければ本当に限られた環境でのスポーツになってしまう。

合同チームの位置付け、ということについても変化を期待します。
夏にKOBELCO CUPではU18カテゴリは合同チーム参加選手を対象としたものになっていますが、もっと身近なところでの交流機会などが欲しいなとも感じます。


読んでいただきありがとうございます。日々の雑感やスポーツ、運動にまつわる数字を眺めてまとめています。普段はトレーニングサポートや講義を行なっています。