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【アニメレビュー】ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 2期

こんにちは!映画・アニメ好きのケンです。
今回、ラブライブ 虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会2期のレビューをしていこうと思います。
先に結論を述べると、同好会メンバーが様々な人との交流を通して成長する素晴らしい物語となっていました。そんな作品の魅力が少しでも伝わっていただけると幸いです。

ラブライブとは?

ラブライブとは、女子高生が学校内でアイドルグループを結成し、大会で優勝を目指す物語です。現在は全部で4シリーズあり、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会はその1つとして展開されています。

簡単なあらすじ

舞台は、東京・お台場にある高校「虹ヶ咲学園」です。ここには、様々な分野を専攻している生徒で溢れており、それぞれの夢に向かって取り組んでいます。

この物語では、主人公の高咲侑が音楽科に転科する所から始まります。幼馴染の上原歩夢を含む同好会メンバーと一緒に、次のフェスティバル開催に向けて準備していきます。そこに、生徒会の一人である三船栞子や留学生のランジュとミアも加わったことで、物語が大きく動き出します。

高咲侑 (左)と上原歩夢 (右) [1]


価値観を受け入れる大切さ (ネタバレなし)

ラブライブはグループで大会に出場して優勝を目指すイメージが強いですが、虹ヶ咲は他のシリーズと違って大会に出場することを目標とせず、各自で自由に表現しています。それに加え、お互いの個性を大事にしつつ、仲間と共に様々な課題を乗り越えている印象を受けました。
また今作では、虹ヶ咲以外の学校が多数登場しますが、上を目指すライバルとして競い合いながらも、みんなで成長して楽しもうとする姿勢が強く表れていました。

相手の価値観を受け入れることは、簡単そうで難しいように感じます。私にもその一面はありますが、これが原因で過去に相手とうまくコミュニケーションが取れずに悩んだことが沢山ありました。
虹ヶ咲のアニメを1期から通して見たことで、様々な価値観を受け入れる大切さを改めて学ぶことができました。そんなスクールアイドル同好会も一回メンバーのすれ違いで廃部になりましたが、人間の多様性を認め合う優しさがあったからこそ、同好会が復活してここまで大きくなれたことを実感しました。

新キャラの魅力 (ネタバレなし)

2期で初登場した栞子・ランジュ・ミアの設定も最高でした。
栞子は、相手のことを第一に考えて生徒会で行動する姿が素晴らしかったです。
ランジュは純粋にスクールアイドルが好きなだけでなく、同好会をライバルとして挑もうとする姿勢から彼女の本気が伝わってきました。
ミアも14歳でありながらクールな一面だけでなく、可愛い表情を見せる所もよかったです。

丁寧に描写されたキャラ (ネタバレあり)

1期から活躍しているメンバーの成長が、2期でも丁寧に描写されていることに感動しました。ここでは、私が特によかったと感じたキャラをいくつか述べていきます。

私の推しである優木せつ菜は、学校内では生徒会長の中川菜々として活動しています。しかし、2期6話のラストでは自らの正体を明かしました。ここから自分を解放し、みんなにより大好きな気持ちを広げようとする姿勢が伝わってきました。

私は自分の好きなものを他人に伝えることが苦手で、みんなの前で語ることに対して恥ずかしく感じていました。そんな時、彼女と出会ったことで自分の大好きなことに取り組めるようになっただけでなく、相手の好きなものも大切にして共有できるようになりました。

自分から正体を明かしたせつ菜 [2]


また、歩夢も初めは侑と一緒じゃないと行動できなかったのが、最終的に侑の夢を受け入れただけでなく、2期最終回でロンドンの短期留学を決意しました。ここから、彼女が自立して新しい夢に向かっていく姿勢が表れていました。

そして、なんといっても印象的だったのは侑の存在感でした。物語を通して、同好会のみんながそれぞれの個性を目一杯表現している姿を応援することが、自身にとってのトキメキだと気づきました。ここから、みんなを応援するだけでも彼女が13人目のスクールアイドルとして受け入れている素晴らしい存在であることを実感しました。

トキメキを感じた侑 [3]


プレッシャーからの解放 (ネタバレあり)

どのエピソードも好きですが、その中でも特にお気に入りの回が第9話『The Sky I Can't Reach』です。

ミアは幼い頃、両親からのプレッシャーによって最高の結果を出すことに囚われ続けていました。そんなミアに対して、璃奈は優しく寄り添いました。1期では周りに助けられた側に立っていた璃奈でしたが、今回は自分から助ける立場となってミアと関わる姿から彼女の大きな成長が伝わってきました。この優しさによって、ミアは周りからのプレッシャーから解放され、前向きな気持ちで取り組めるようになった印象を受けました。

完璧なものを作るために必死にこだわる部分が自分と重なり、ミアの気持ちに強く共感することができました。

ミアに寄り添う璃奈 [4]


また、挿入歌である「stars we chase」も、どんなに暗い過去でも明るい未来が待っているメッセージ性のある歌詞がよかったです。
ミアを演じた内田秀さんの歌声と相まって、ハイレベルの洋楽MVのようなクオリティとなっていました。私と同じオーストラリアに住んでいた者として、秀さんの英語力と歌唱力には圧倒されました。

stars we chaseのワンシーン [5]


最後に

それぞれの持っている色が虹のように重なることで、夢が大きく広がっていく素晴らしさが詰まった物語となっていました。
ここまで最高のアニメを制作にしてくれたキャストやスタッフ、関係者の皆様には感謝しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!!



画像引用元
ヘッダー、[1]〜[5] 
: ©2020 プロジェクトラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

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